エリック・サインドン(右から2番目) Photo: Chelsea Lauren/Shutterstock
『アバター』最新作のVFXを担当した男性が、アカデミー賞授賞式の直後に、病院に直行していたことがわかった。
日本時間3月13日(月)、世界最高峰の映画の祭典「第95回アカデミー賞授賞式」が、ハリウッドのドルビー・シアターで開催された。
今回の賞では、2009年に公開され、一時は世界興行収入第一位の座に君臨していた名作『アバター』の続編で、昨年12月に公開された最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が、みごと視覚効果賞を受賞した。
このとき仲間とともにステージに上がったのが、この作品のVFXアーティスト、エリック・サインドンだ。
エリック・サインドンにとって初めてのアカデミー賞。しかし、よろこびもつかの間、彼はこの直後、病院に駆け込む事になる。
IndieWireが報じたところによると、エリックは小腸破裂のため緊急手術を受けたという。
エリックは当初、激しい腹痛のため授賞式の前に病院を訪れていた。腎臓結石や虫垂炎などの検査を受けたもののその場では診断がつかず、病院のトイレでタキシードに着替え、鎮痛剤を飲んで式典に参加していたのだという。
なんとか授賞式のステージに立ったものの、やはり痛みに耐えられなかったエリックは、記者会見を早々に切り上げて病院に戻り、その場でようやく小腸破裂と診断され、手術を受けることができた。
いまは回復し、元気にしていると報じられている。
ある関係者はETの取材に対し、「彼は大丈夫です。ご報告したように、いまは回復しています。彼が式後すぐに病院に行ってくれて、本当に安心しました。破裂とは、深刻な事態ですからね」と明かしている。
エリックの母親は取材に対し、「最高の夜になるはずが、逆の意味で忘れられない一夜になりました」と語っている。