ミシェル・ヨー Getty Images Kevin Winter
「第95回アカデミー賞授賞式」で主演女優賞に輝いたミシェル・ヨーが、受賞直後にマレーシアにいる母とテレビ電話していたことがわかった。
日本時間3月13日、世界が注目する映画界最高峰の祭典「第95回アカデミー賞授賞式」が開催。ミシェル・ヨー主演の映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が、脚本賞、編集賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞、そして映画界最高の栄誉である作品賞の7部門で賞を獲得し、最多受賞という快挙を成し遂げた。
キャリア初、そしてアジア人として史上初となる主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー。受賞スピーチの中でミシェルは、「この賞は私の母に捧げなければなりません。世界中のすべてのお母さんたちに。彼女たちはスーパーヒーローなのです。彼女たちがいなければ、私たちは誰もここにいないのです。私の母は84歳です。私はこれ(トロフィー)を彼女の家に持って帰ります。彼女は今、マレーシアのクアラルンプールで、私の家族や友人たちと一緒に授賞式を見ています。あなたたちを愛しています、私はあなたたちにこれを持ち帰ります」と、家族への深い愛と、世界中の母親たちへエールを送った。
そんなミシェルは受賞スピーチのあと、クアラルンプールで見ていた母親のジャネットさんにテレビ電話をしていたようだ。
「CNA」のマレーシア支局長メリッサ・ゴーはその時の動画をツイッターに投稿。母親のジャネットさんは大きな会場のような場所で、家族や大勢の友人たちと授賞式をリアルタイムで鑑賞し、トロフィーを持ってよろこぶミシェルと大興奮の様子でテレビ電話をしている。
動画でジャネットさんは「Malaysia boleh!(意味:マレーシアならできる!)」と満面の笑みでミシェルに伝えている。ミシェルの快挙にマレーシア中が大騒ぎとなったようだ。