投資初心者が投資を始める場合、まずは少額投資から始めることをおすすめします。いきなり大きな金額を投資するより、少ない金額から始めた方が取り組みやすいでしょう。

少額で投資できるサービスはたくさんの種類がありますが、特に投資初心者におすすめの少額投資を7つご紹介します。ぜひ参考にしてください。

投資初心者におすすめの少額投資7つ

本記事で紹介する7つ少額投資を、「おまかせ系」と「本格トレード系」に分けて表にまとめました。

少額融資
(画像=著者作成)

「おまかせ系」は、程度の違いはありますが、運用を専門家に任せられる面を持っています。知識や経験がなくても専門的な資産運用を行うことができるので、初心者におすすめです。

「今は初心者だけど、将来は本格的な投資に取り組みたい」という方には「本格トレード系」がいいでしょう。少額でも基本的なルールは同じなので、投資の知識や経験を積めます。

どちらの要素も持っている「ポイント運用/ポイント投資」もおすすめです。概要は表で説明していますが、次章からもう少し詳しく解説していきます。

おすすめの小額投資①:投資信託(おまかせ系)

投資信託は100円からさまざまな資産に投資できる

投資信託は複数の商品を1つにまとめた金融商品です。さまざまな商品に分散投資できる上、ネット証券なら100円から投資することができます。

【初心者におすすめする理由】
- 分散投資されているのでリスクが低い
- ネット証券なら100円から投資OK 気軽に始めやすい

証券会社は「楽天証券」がおすすめ

投資信託を100円から買えるネット証券のうち、販売手数料が無料のネット証券を5社まとめました。

その中でも「楽天証券」が特におすすめです。取り扱いが最も豊富で、投資信託を持っているだけで「楽天ポイント」がもらえます。

投資信託の取り扱い数(2020年10月23日時点)
楽天証券 2,676本
SBI証券 2,631本
松井証券 1,256本
マネックス証券 1,162本
岡三オンライン証券 551本

おすすめの小額投資②:ロボアドバイザー(おまかせ系) 

ロボアドバイザーなら1,000円から投資できる

ロボアドバイザーは運用をAIなどに一任できるサービスです。最低投資額はロボアドバイザーによって異なりますが、1,000円から受け入れているところもあります。

【初心者におすすめする理由】
- 売買まで自動化 知識がなくても大丈夫
- 1,000円から始められる

ロボアドバイザーは「ON COMPASS(オンコンパス)」がおすすめ

少額から利用できるおすすめのロボアドバイザーは以下の3社で、中でも一番のおすすめは「ON COMPASS(オンコンパス)」です。最低投資額が最も少なく、気軽に始められるでしょう。

手数料(税抜) 1万円以下で利用する方法
ON COMPASS
(オンコンパス)
年率0.925% 無条件で1,000円から利用可能。
Wealth navi
(ウェルスナビ)
年率0.5~1% 提携サービス「マメタス」などを通して
利用すると1万円から利用可能
※直接の利用は10万円、積立投資は1万円から
THEO
(テオ)
年率0.65~1% 提携サービス「THEO+(テオプラス)」
を通して利用すると1万円から利用可能
※直接の利用は10万円、積立投資は1万円から

おすすめの少額投資③:おつり投資(おまかせ系)

おつり投資は、設定した「おつり」を日々のお買い物のたびに積み立てておき、一定以上になったら投資信託やロボアドバイザーで自動的に運用するサービスです。5円から運用してくれるサービスもあります。

【初心者におすすめの理由】
- 入金を自動化 手間が掛からない
- 運用も投信かロボアドにおまかせ

おつり投資は「THEO+ docomo」がおすすめ

おつり投資のおすすめは以下の3社ですが、特に「THEO+ docomo」をおすすめします。

「トラノコ」は固定の月額費があるので少額のうちは手数料が割高になりやすく、「マメタス」は3,000万円を超えないと割引はありません。その点、「THEO+ docomo」なら1万円以上で手数料の割引があるので、お得に利用しやすいでしょう。

運用方法 手数料(税抜) 運用開始の金額
THEO+ docomo
(テオプラス ドコモ)
ロボアドバイザー
(THEO)
年率0.65~1% 1万円から
トラノコ 投資信託 年率0.3%

月額利用料:月273円
5円から
マメタス ロボアドバイザー
(Wealth navi)
年率0.5~1% 1万円から

おすすめの少額投資④:ポイント運用/ポイント投資(おまかせ系/本格トレード系)

貯まったポイントを投資に回すサービスです。ポイントが変動する「ポイント運用」と、ポイントを使って実際の株式や投資信託を購入する「ポイント投資」の2種類があります。

現金を使わないので気軽に投資の体験ができます。

【初心者におすすめの理由】
- 現金を使わないので気軽に投資の体験ができる
- ポイント運用:ポイントが変動する
- ポイント投資:ポイントで実際の投資商品を買う

ポイント運用・投資は「楽天ポイント」がおすすめ

ポイントで投資の体験をするなら「楽天ポイント」がおすすめです。ポイント運用とポイント投資、どちらにも対応しています。

他にも様々なポイント運用、ポイント投資のサービスがあるので、チェックしてみてください。

ポイント投資の種類 運用方法
dポイント運用 ポイント運用
(ポイントのまま運用)
以下2つのコースから選択
・アクティブコース(リスク大)
・バランスコース(リスク小)
楽天ポイント運用 以下2つのコースから選択
・アクティブコース(リスク大)
・バランスコース(リスク小)
Tポイント投資
(SBIネオモバイル証券)
ポイント投資
(実際に投資)
以下の2種に投資できる
・ミニ株
・FX
楽天ポイント投資
(楽天証券)
以下の2種に投資できる
・通常の株式
・投資信託

おすすめの小額投資⑤:通常の株式 100株単位の取引(本格トレード系)

株価の安いものなら1万円で株式投資できる

株式は、企業が株主から資金を調達するために発行する商品です。

株主は資金を提供する代わりに、企業の利益の一部を配当として受け取ることができます。株式は取引所で売買することができ、買った値段より高い値段で売却すると売却利益も受けられます。

取引所の売買は、通常100株単位で取引がなされます。株価が100円なら1万円で投資することができます。

【初心者におすすめする理由】
- 株価が低い銘柄なら少額でOK
- 本格的な投資の経験が積める

証券会社は「松井証券」がおすすめ

通常の株式は証券会社ごとで取り扱いにほとんど差はありません。しかし取引手数料は証券会社ごとに違うので、取引手数料が安いネット証券をおすすめします。

ネット証券の中でも、1日の取引50万円までなら手数料が無料になる4社がおすすめです。以下にまとめました。

手数料無料の条件
松井証券 無条件
楽天証券 取引コースを「いちにち定額コース」に変更
岡三オンライン証券 取引コースを「定額プラン」に変更
SBI証券
※100万円まで無料
取引コースを「アクティブプラン」に変更
※いったん手数料が引かれ、翌日返還

中でも、「松井証券」は取引コースの設定を変更しなくても無条件で無料なので特におすすめです。その他の3社は取引コースを変更しないといけないので注意しましょう。

また「SBI証券」の場合は、いったん手数料が引かれますが、翌日に返還される仕組みになっています。実質無料ですが、他社と少し取り扱いが違う点にも注意しましょう。

おすすめの小額投資⑥:単元未満株 1株単位の取引(本格トレード系)

「単元未満株」とは株式を1株単位で取引できるサービスです。通常の株式では株価が低い銘柄でないと少額投資はできませんが、「単元未満株」なら株価が高い銘柄にも投資できます。

【初心者におすすめする理由】
- 株価が高い銘柄でも少額で投資できる
- 本格的な投資の経験が積める

証券会社は「SBI証券(S株)」がおすすめ

単元未満株で取引するなら以下の4社がおすすめですが、特に「SBI証券(S株)」がいいでしょう。SBI証券は取り扱いが最も多く、通常の株式取引も扱っているので、本格的な株式取引への移行もスムーズです。

取り扱い銘柄の数
(国内株式。ETF含む)
取引手数料(税抜)
SBI証券(S株) 約4,000銘柄 0.5%
SBIネオモバイル証券 約4,000銘柄 200円から
(月額手数料)
マネックス証券(ワン株) 約3,900銘柄
(ETFなし)
0.5%
LINE証券 約1,000銘柄 0.2~1.0%
ワンタップバイ 約100銘柄 0.5~1%

単元未満株は取り扱い数が少ないことがありますが、「SBI証券(S株)」と「SBIネオモバイル証券」、また「マネックス証券(ワン株)」は国内上場株のほとんどに投資できます。

各社特色のある手数料体系になっていますが、通常の株式のように完全無料の単元未満株はありません。

おすすめの小額投資⑦:小額FX 1通貨単位(本格トレード系)

1通貨単位なら5円でFX投資

FXは海外の通貨に投資をします。株と同じように値上がり益を狙えるほか、その通貨の金利収入(スワップポイント)も狙えます。

FXは会社によって取引単位が決まっていますが、少額投資するなら1通貨単位取引ができるFX会社を選びましょう。FXでは自己資金の25倍までの金額で取引できるので、1通貨単位取引できるFX会社なら、5円で125円の通貨に投資ができます。

自己資金以上の金額で取引できるのがFXの特徴ですが、倍率は調整できます。あまりに高い倍率で取引するとリスクも大きいので注意しましょう。

【初心者におすすめする理由】
- 少額でも大きな取引ができる
- 本格的な投資の経験が積める

FX会社は「SBI FXトレード」がおすすめ

1通貨から取引できるおすすめのFX会社は以下の3社です。

手数料(税抜)
(米ドル/日本円)
対円通貨ペアの数
SBI FXトレード 1,000ドルまで:0.09銭
1,000~100万ドル:0.17銭
19
SBIネオモバイル証券(FX) 500ドルまで:無料
501~1万ドル:0.2銭
※別途月額手数料が必要
(月200円から)
12
OANDA JAPAN
(オアンダジャパン)
0.4銭(原則固定) 11

中でもおすすめは「SBI FXトレード」です。初心者にはレートが円で表示される「対円通貨ペア」がおすすめで、SBI FXトレードが最も多く対円通貨ペアを取り扱っています。

(画像=著者作成)

投資初心者におすすめの少額投資のやり方

これまでおすすめの少額投資をご紹介してきました。しかし、大切なのは種類だけではありません。投資方法によっても運用の成果は変わってきます。おすすめの投資方法を2つご紹介します。

「一括投資」より「積み立て投資」でリスクを下げる

投資には「一括投資」と「積み立て投資」がありますが、積み立て投資をおすすめします。
一括投資は資金を一度に投資してしまうことで、積み立て投資は少しずつ投資していく方法です。「時間の分散効果」が働くので、一般に積み立て投資の方がリスクが下がる傾向にあります。

最初はリスクの低い積み立て投資から始めてみましょう。

(画像=著者作成)

NISAやiDeCoを併用して税金を0に

投資の利益は課税されます。投資の種類によって課税方法は違いますが、実は投資の種類によっては税金がかからない優遇制度が用意されています。

代表的なものが「NISA(ニーサ)」と「iDeCo(イデコ)」です。どちらも投資の利益が非課税なので、効率よく運用することができますよ。

優遇制度は取引にルールがありますので、事前によく確認しておきましょう。

NISA(ニーサ) 株式か投資信託に投資可能。
投資した年から5年間非課税期間が続く。
iDeCo(イデコ) 投資信託に投資可能。定期預金も。
60歳になるまで非課税期間が続く。
一度加入すると60歳になるまで解約できない。

少額投資はネット証券がおすすめ

ここまで少額投資の種類と、それぞれ具体的なおすすめサービスをご紹介してきました。たくさんの種類がありましたが、その多くがネット系の金融機関です。

特にネット証券は提供している少額投資の種類が多く、手数料も安いものが多くなっています。どの少額投資を選ぶかにもよりますが、迷ったらネット証券に口座を開いてみてはいかがでしょうか。

 
文・若山卓也
肩書・ファイナンシャルプランナー
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。

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