「所属タレントの不祥事が表沙汰になる前に解雇するというのは、吉本に限らず多くの芸能事務所がやっていること。仮に事務所側が“もみ消す”という行為を行っていたとしても、その形跡は残るし、それに関する情報は関係者の間で出回ります。淫行疑惑の芸人がひっそり解雇されるのは、“もみ消し”というよりも、単なる事務所サイドの“リスク回避”でしょうね。何千人も芸人を抱えている吉本が、それをしっかり実施できているのは、リスク回避能力の高さゆえだと思いますよ」(同)

 “吉本の中堅芸人が淫行を報じられる”という噂は、単なるガセだったようだが、その裏ではひっそりと消えていく不祥事芸人もいるということ。こうしたリスクマネージメントの徹底が、吉本興業というお笑い帝国の地盤を固めているのかもしれない。