「NHKにとって誤算だったのは、1部でSEKAI NO OWARIが『Habit』を、続いて三浦大知が『燦燦』を、連続して歌ってしまったことです。この2曲は、前日に放送された『第64回日本レコード大賞』(TBS)の大賞曲と最優秀歌唱賞で披露された曲です。つまり、数少ない今年を代表する2曲を、前半で消化してしまった。このことが後半に聴き応えがある曲が乏しくなった一因にもなりました」(同)

 さらに特定のプロダクションの歌手たちが多すぎたともいう。

「桑田はじめ、星野源、Perfumeなど、アミューズ所属の出演者が多すぎました。初出場のSaucy Dogもアミューズの系列事務所A-Sketchですし、司会の大泉洋も業務提携、K-POPグループのIVEも日本でのマネジメントはアミューズです。そして大トリに福山というアミューズ祭りとなったことも流れが淀んだ一因です。瞬間最高視聴率が福山の時で40%に届かなかったのも仕方がないかもしれません」(同)

 これだけカネも人もかけてやったのに視聴率はアップしないということは、もう紅白の賞味期限は切れかかっているといってもいいのではないか。