オードリー若林がアイドル番組で行う“格差いじり”は、是か非か?

 ここから、峯岸は“しくじり坊主”になるまでの経緯を振り返った。13歳のときにAKBの1期生オーディションで合格した彼女。しかし、デビューから2~3年は「まったく陽の当たらないバックダンサー生活」だったという。

 とはいえ、2008年には小嶋陽菜、高橋みなみとユニット「ノースリーブス」のメンバーに選ばれた彼女。ここから少しずつバラエティ番組に呼ばれるようになったが、そこで峯岸は“ブスいじり”を受けるようになってしまった。

「バラエティ番組に出ると、毒舌な方に『お前はブスだ』って言われたり、私を雑に扱った後に人気メンバーを丁重に扱うような“格差いじり”をやられたり。『これが求められていることなのか』と自分に言い聞かせてはいたものの、心の中では泣いていました」(峯岸)

 このへんは、モーニング娘。のバラエティ番組の出方の名残りを感じる。今、例えば乃木坂46には絶対やらないやつだろう。「これはおいしいポジションなんだ」と思い、嬉しく思った時期もあったが、数年後に彼女はこんなことに気付かされた。