また、21年4月発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、当時ジャニーズ事務所の副社長だった滝沢秀明氏が、タレント時代からミネラルウォーター販売会社の取締役に就任していたとスクープ。この報道で事実を知ったと思しきジャニーズ側が当時、“事実関係を認める”という異例の対応を見せていたことから、やはり所属タレントの副業はタブーであることがわかる。
一方で、21年1月発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、当時Hey! Say! JUMPのメンバーだった岡本圭人について、父で男闘呼組のメンバーでもある岡本健一が代表取締役を務める塗装会社の取締役に名を連ねていると報道。しかし、同誌に対してジャニーズ側は「会社に関して、当社は以前から報告を受けておりますところ、副業にはあたらないと判断いたしております。よって、処分などの予定はまったくございません」とコメントしていた。
どうやら“把握していればOK”というルールらしいジャニーズだが、近藤真彦もジャニーズ在籍時から、自身のレーシングチームや和歌山県のうどん屋を経営する「株式会社エムケイカンパニー」の代表取締役社長を務めていたが、これも事務所が把握していたようで問題にはなっていない。
最近では、先月発売された「週刊文春」が、タレント活動をしながらジャニーズアイランドの社長も務める井ノ原快彦に関する“副業疑惑”を報道。記事によれば、井ノ原は09年10月~20年7月、父親が代表取締役を務めていた金属加工会社の取締役に名前があったという。