その勢いを増している作品のひとつが、菜々緒主演の『忍者に結婚は難しい』。トップ5はこれまで、『罠の戦争』『大病院占拠』『にんむず』の3作による激戦地区だったが、今週は『にんむず』が前週比23ポイントアップで、4位の『夕暮れに、手をつなぐ』にわずか3ポイント差まで迫って5位へと躍り出た。16日放送の最終回では、『夕暮れに』を逆転することはできるか。また『にんむず』といえば、甲賀の諜報部員「山田」役として広瀬アリス、遠藤憲一、斉藤由貴、上白石萌歌など毎話、華やかなゲストがチョイ役で出演しており、第10話は松下洸平だったことも話題になったが、最終回は誰になるのかも注目だ。個人的には来期の木曜劇場『あなたがしてくれなくても』のメインキャストの誰かが出てくるのではとにらんでいる。

 3位・4位に『100万回 言えばよかった』『夕暮れに、手をつなぐ』という並びを始め、トップ8の顔ぶれはやはり変わらず。9位以下は、『警視庁アウトサイダー』が大きくランクダウンした影響もあり、順位は大きく変わったものの、9位に位置付けた『女神[テミス]の教室~リーガル青春白書~』が前週とポイントが同じなのに代表されるように、あまり動きはなかった。『警視庁アウトサイダー』は8日にひと足早く最終回を迎え、もっと勢いを増すかと思われたが、ややあっさりした終わり方のためか、TVer総合ランキングでの動きはかなり鈍く、大きくポイントを落とす結果となった。

 12位には昨年1月期の月9『ミステリと言う勿れ』がランクイン。先週の予測どおり、フジテレビ開局65周年イヤーを記念した「フジテレビ春の名作ドラマ祭り65」での再配信作品のなかでも勢いがあった。秋に続編映画の公開を予定していることも影響したのかもしれない。なお「名作ドラマ祭り」では昨年、全話累計再生回数7300万回という大記録を打ち立てた『silent』も配信中だが、放送が直近すぎるのか、こちらはそこまで見られてはいないようだ。

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