そのアニメで同じく監督を務めていた錦織敦史さんを知り、ファンになり、その錦織さんが後にアニメ『SPY×FAMILY』で星野さんの楽曲『喜劇』が使われたエンディングアニメを手掛けるなど、アイドルマスターシリーズと星野さんは様々な縁が繋がっており、非常に思い入れの深い作品であることを話します。

 そして以前、星野さんがラジオでその時にプロデュースしていた前川みくさんが、めちゃくちゃ課金したにもかかわらずゲーム内のガチャで出ないことを熱く話し、それがアイドルマスターのファンの皆さんから共感&いじられた件を紹介しながら、2年半ほど前にその前川みくさんによる『恋』のカバー案を運営の方からオファーされ、快諾したことを紹介。

 そして出来上がった前川みくさんによる『恋』カバーは星野さんのMVを完全再現していたものだったと話します。そしてさらにもうひとつ、別に制作された通常バージョンでは星野さんの『恋』という楽曲自体を非常に意識した作りになっていると話す星野さん。

「『営みの街が暮れたら色めき』というところから始まり、『恋』っていうタイトルでありながら、あれは生活の歌なんですよ。たとえば男女の2人かと思って聞くと、違うということが段々とわかってくる。その中で、恋や愛や生活……誰かと生きていくこととか。もしくは1人で生きていくこと。で、その好きなものが人じゃなくてもできるかもしれない。それは1人ということなのか……とか。そういうメッセージがいっぱい曲の中にこもってるんですけど。