加えて、「見てくださる方それぞれで見どころが違ってくる作品だと思います。『これはどういうこと!?』と考えながら見ていただいて、皆さんそれぞれ答え合わせをしていただけたらうれしいですね。コメディーの部分に腹を抱えて笑って、『楽しかった』と感じる方や、『すてきなラブストーリーだな』と思う方、サスペンスの謎解きを楽しむ方など…いろんな見方ができると思うんですよ。この作品はすごくバランスがいいんです! そういった意味でも幅広い方に楽しんでもらえるドラマだと思います。僕もそんな作品にできるよう、思いきり頑張ります」と意気込んでいる。
そして、吉田と麻生はこころの両親役。その正体はもちろん吸血鬼だ。麻生が扮(ふん)する母・闇原伊織は、その美魔女っぷりからファンも多い国民的ニュースキャスター。常に娘と息子の幸せを最優先している。夫に対してはツンデレな態度を取りつつも、深く愛している。虎松の抱える悩みに気付きながらも、軽快に柔らかく解きほぐす温かさがあり、家族のいない彼を気にかけ、心の底から愛を注ぐ。
吉田との夫婦役について、麻生は「吉田さんの存在感がとてもすてきだなぁと、ずっと思っていまして。今回、一番緊張するかもしれません…。以前、プライベートで偶然お会いしたことがあって、ごあいさつさせていただいたんですけど、緊張しました。イメージのままといいますか、豪快で優しくて、チャーミングな方。撮影現場でお会いするのが本当に楽しみです。吉田さんと一緒にかわいい夫婦にしていけたらいいなと思っています」と語る。
高畑と田中に関しては、「高畑さんの作品を見せていただいていて、かわいいなぁ…いつかご一緒させていただきたいなぁと思っていました。演技はもちろん、歌もお上手で多才ですよね。私は芸能界にお友達が少ないので、仲良くなれたらうれしいです。田中さんも、以前に共演はしたことはあるのですが、ちゃんとお芝居させていただくのは今回が初めてです。『おっさんずラブ』を見た時に、『こんなお芝居もされるんだ』と驚きました。今回ご一緒させていただけるのが楽しみです」と声を弾ませる。