誰にも言えない秘密を抱えて生きる「春雨出版」の週刊誌「週刊熱波」のエース記者で、その正体は吸血鬼という闇原こころ(高畑充希)と、交番勤務の熱き警察官ながら、想像を絶する秘密を抱える朝田虎松(田中圭)。結婚を意識し始めたものの、秘密を打ち明ける勇気が出ず一歩前に踏み出せない2人だが、そんな中、こころは隠し事をしたまま結婚するわけにはいかないと悩み抜いた挙げ句、ついに虎松に自分の秘密を打ち明ける決心をする。そして、2人が暮らす平和な町では、“遺体から血を抜く”という猟奇的な連続殺人事件が発生。こころと虎松はその惨劇に巻き込まれていく。
町田は、週刊誌「週刊熱波」のカメラマンで、記者・こころの心強い相棒・加賀美圭介を演じる。つかみどころのない男だが優しい性格の持ち主で、こころと2人きりでいることも多い。こころと互いに秘密を抱える虎松とは違い、なんでも話せる関係の加賀美は、こころと親友関係以上の気持ちがあるようにも見え、虎松は嫉妬心をあおられ、恋の三角関係に発展していく。
役どころについて「加賀美は何も考えていなさそうな感じもしますし、何かを抱えていそうな雰囲気もありますが…どうなんでしょう?(笑)。そのあたりもいろんな想像を働かせながら見ていただきたいです! 本当に加賀美は、つかみどころがない人物なんです。だから、彼の本心や内面はどんな感じなんだろうって、考えながら見ていただけるように演じられたらいいな、と思っています」と話す町田は、「普段はバックボーンなどを掘り下げてキャラクターをつかんでいくことが多いですが、今回は本当につかめない! だから、むしろ“加賀美に引っ張っていってもらおう”という気持ちで、柔軟にやっていきたいですね」とプランを明かす。
また、高畑、田中についての印象については「コミカルなお芝居も印象的ですし、繊細な人間模様を描いた作品に出られている時もすごくすてきで、本当に多才なお二人ですよね」と絶賛。続けて「ガッツリと共演させていただけるのは初めてなので、とてもうれしいです。今回、お二人とどんなお芝居をすることができるのか楽しみでなりません」と述べ、クランクインを前にして「いろんな要素がある中で、コメディーの部分が強烈なので、『このシーンを実際に吉田鋼太郎さんが演じられたらまずいな…笑っちゃうだろうな』と(笑)。キャストの皆さん、個性的な方ばかりですし、何が起こるのか本当にわからないので、それも含めてびっくり箱みたいだな、と思っています。これから現場に行くたびに、びっくり箱を開ける日々が続くんだと思うと、楽しみで仕方ないです」と期待。