「この作品は、普通の男子高校生の仲良し4人組が初恋をすることによって変わっていくという物語です。その中で僕が演じる太陽は、姉の裏表を見てきたせいで女子が畏怖の対象となり、女子を好きになったことが一度もない、それに加えて女子の本音が心の声のように聞こえてしまうという、恋愛とはかけ離れた場所にいる男の子です」と紹介する岩﨑は、「そんな太陽をどのように演じようかと模索しているところです。太陽は橘柊という女の子に出会うことによって変わっていき、そしてその太陽に触発された3人も変わっていくという様子がポイントで、ものすごく面白くなっていると思います。若いがゆえの青さ、そして初恋のみずみずしさがとても大事になっていると思っていますので、これまでの経験を生かして、僕たちの持てる力を全力でぶつけて挑んでいきたいです」と気合十分。
那須が扮(ふん)する青も、高校2年生で帰宅部。イケメンで女子にちやほやされるが、全く関心を持たないマイペースでクールな男子だ。姉・紅は人気モデルだが、それにも興味がない。男子4人で一緒にふざけている時間が楽しく、太陽を筆頭に日々、エネルギーの無駄遣いをしている。
「青はあまり感情を表に出さない脱力系男子で、モテてきたけどなかなか恋愛に興味を抱いてこなかったキャラクターです。しかし、あることをきっかけに恋心みたいな感情が芽生え始めます。それがどう仲良し4人組に作用するのか、という部分を特に大切にしていきたいです!」と意気込む那須は、「僕は高校が男子校だったのですが、そこでいろんな友人と出会うことができ、体育祭、卒業式などの学校行事や、何げない日々を経た高校3年間は、僕にとってかけがえのない宝物です。あの頃の気持ちを思い出し、まぶしいくらいに輝く高校生を心の底から楽しんで演じられたらと思っています! このドラマは友達同士の熱い友情が恋というものを経てどうなるのかというところが目玉になっていると思います。皆さんが最終話まで見て、いいドラマだったと言っていただけるように努めます」と抱負を述べる。
藤井が務める偉人役も、高校2年生で帰宅部。弟キャラで、悪く言えば量産型男子。女子に恋愛対象にされない。純粋で人を疑うことがなく、だまされやすい性格の持ち主だ。ビビりで太陽発案のおふざけを不安がるが、結果巻き込まれる。実は、10年片思いしている女性がいる。
藤井は「『春は短し恋せよ男子。』は、同じクラスの男子4人が初恋に立ち向かっていく物語ですが、僕自身まだ全然恋愛というものが分からないので、ドラマとともに、どういうものか一緒に勉強していければなと思っています! そんなウブな僕が演じることで、少しでもリアルに見えたらうれしいです! 高校の頃は、親しい男子3、4人でよく一緒に行動していたので、物語内の4人の気持ちもとっても分かります。僕も実際、仲良い子のうちの1人に彼女がいて、修学旅行で『彼女とちょっと行動するから、ごめん!』と言われ離れていかれた思い出があります(笑)。今までの経験を生かして、また偉人くんの性格がちょっと自分に似てるところもあるので、リアルウブな演技ができたらいいなと思います!」と実体験を反映しながら、撮影に臨む。
金指が担当する刀磨も、高校2年生で帰宅部。学年1位の成績で、いつも3人の勉強を見る羽目になっているツッコミキャラだ。高校生で恋愛しても何のメリットがあるのかが分からないため、しない。合理的な思考をするが、一番好きにならないタイプを好きになってしまい、戸惑いの連続となる。