高齢のヨガインストラクターの需要が高まっている理由

ある程度、年齢を重ねた方がヨガインストラクターを目指すことは十分可能ですし、ますますニーズが高くなると思います。

年齢の高いヨガインストラクターの需要が高まっている理由については、主に2つあります。

理由①:社会全体の高齢化が進んでいる

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ヨガはそもそも若い人のものではなく、「老若男女」誰にでもできるものです。

ヨガを教える指導者も若い必要はなく、むしろ長い期間マジメに実践し続けていることが大切。

ヨガの指導者にとって最も大切なことは、若さではなく「どれだけヨガを実践しているか」です。

そうなると、ある程度は年齢を重ねている指導者の方が信頼されますし、尊敬もされるでしょう。

また、高齢になってからヨガをはじめる人は、若いインストラクターに苦手意識を持っているケースも少なくありません。

同世代、あるいは年齢の近い高齢の指導者に「ゆっくり」「落ち着いて」「無理なく」ヨガを教えてもらいたいと考えている高齢者も増えているのです。

理由②: エクササイズでなく生き方としてのヨガに需要がある

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

2つめに社会全体として「瞑想」「マインドフルネス」や「呼吸法」といったヨガの体操(アーサナ)以外への需要が高まっていることが挙げられます。

瞑想や呼吸法の実践は、好奇心が旺盛な若者より経験を重ねて自分への理解を深めている人の方が、スムーズに取り組めますよね。

瞑想や呼吸法をどんな人に学びたいか?とイメージした時、若いモデルのようなインストラクターを思い浮かべる人は、ほとんどいないはず。

僧侶やお坊さんのような職業か、高齢のヨガ指導者を想像するのではないでしょうか。

ですから、エクササイズとしてのヨガではなく、瞑想や呼吸法といった心のヨガを教えたいのであれば、年齢を重ねている人の方がむしろ有利です。

エクササイズ、運動としてのヨガインストラクターの適齢期は確かに40代未満の方が良いかもしれません。

なぜなら40代を超えた方が、1日に3本も4本もクラスを飛び回るのは体力的に簡単なことではないからです。

しかし、瞑想や呼吸法・哲学・健康法としてのヨガを教えるのであれば、40代以降の方が説得力もあり経験もあるのでニーズも高いのです。

ヨガインストラクターになるには年齢は関係ない

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

私の周りでも50代からヨガインストラクターに転向した人がいます。

彼女は乳がんになった後、健康的な生活習慣を実践するためにヨガに取り組み、そこから指導者の道に進みました。

大手のスタジオでもシニアクラスを充実させるために、50代、60代のヨガインストラクターを募集しているケースもあります。

ヨガの指導者とは、年齢を重ねるほど価値が高まる数少ない職業の一つだと思います。

ヨガインストラクターは、いつはじめても遅くないですし加齢を味方にできる職業です。

年齢を気にせず自分のヨガを誰かに伝えてみましょう。

提供・yoganess



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