「堺、阿部、役所とこれまた『日曜劇場』主演経験者が揃い踏みで、誰が見ても日本を代表する名優をよくもまぁ……と驚きますが、これも『日曜劇場』のブランド力あってのこと。当然、制作費もかなりの額でしょうし、昨今のドラマではあまり見られないスケールの大きな作品になるのは間違いない。期待値は今年ナンバーワンと言っても過言ではありません」(同)

 そんな中、業界内では10月期の「日曜劇場」についても話題になっているという。

「情報解禁はまだですが、10月期は鈴木亮平の主演ドラマが予定されているそう。内容は“下剋上をはかる高校野球もの”になる見込みです。鈴木は21年7月期の『日曜劇場』作品『TOKYO MER~走る緊急救命室~』で主演を務めており、同ドラマは最終回で19.5%、全話平均13.6%と好成績を収め、今年4月には劇場版の公開も控えています。そんな鈴木の同枠新作とあって、それだけでも話題性は十分。加えて、内容も大衆ウケしそうですし、ヒットは堅いとみられているんです」(テレビ局関係者)

 ここ最近は看板が泣いていると言わざるを得ない「日曜劇場」だが、4月期以降は攻勢に転じることができるだろうか。