「あまおう苺と桜の春色パフェ」は味も彩りも鮮やか

こちらも4月30日(日)まで、あまおう苺と桜の風味を楽しめる「あまおう苺と桜の春色パフェ」。苺や桜のジュレ、桜豆乳プリンや濃茶アイスなど、17種類の素材を色鮮やかにデコレーション。そこへ桜ソースが添えられて、味の変化も楽しめます。

▲「あまおう苺と桜の春色パフェ」 ¥1,800

生クリームを敷いたトップには、桜もちをイメージして、塩漬けにした桜の葉で巻いたあまおうのほか、栗の甘露煮や黒豆をデコレーション。苺には桜の花の塩漬けが添えられます。

▲桜の葉で包まれたあまおうは、桜もちをイメージ

パフェグラスの中には、濃茶アイスやあまおうを筆頭に、桜ジュレ、抹茶あられ、おこし、挽茶シャーベット、真っ赤なベリーソース、自家製桜豆乳プリンなどが入ります。多彩な味と食感が、入れ替わり立ち代わり感じられ、混ぜ合わさり、豊かな味わいを満喫できました。

▲カラフルな彩りが幾重にも重なる美しさ

今こそ知っておきたい“日本茶の世界”

この機会にぜひ体験をしておきたいのが1899での“日本茶の世界”。例えば「八女伝統本玉露」は、まるで出汁のような味わいです。福岡県八女市周辺で生産される伝統本玉露は、あえて剪定をしない自然仕立てで栽培。光合成で増える苦味成分のカテキンを抑えるため、茶園全体に稲わらの覆いをかぶせるなど、美味しいお茶作りのために手間のかかる栽培をしています。

▲1日5セット限定の「八女伝統本玉露」は、一杯の茶葉で味の変化を楽しむ試みです ¥1,200

▲お茶が急須内に残らないよう丁寧に注がれます

最初の1杯となる1煎目は、深い旨味と独特の香りが存分に感じられ、出汁を飲むような驚きの味わいです。茶葉を替えず、お湯を注ぐ2煎目、3煎目と煎を重ねるごとに味がどんどん変わり、旨味やコクが軽やかになっていきます。それぞれ違いを楽しんでみてください。

▲1煎目は出汁のような旨味が特徴。それまでの“お茶”の味に対する考え方がガラリと変わるほどでした

▲3煎目は味がマイルドになって、一般的なお茶の風味に近づきます

そして飲み終えた茶葉にも驚きの利用法が! 八女伝統本玉露は、枝の先端にある芯と2枚の葉だけを摘む「一芯二葉」。手摘みで新芽だけを収穫しているので茶葉が柔らかく、食べることもできるんです。

▲お茶を淹れた後は、茶葉を食べる! 写真は4煎いただいた後の茶葉です

茶葉は、優しい味わいの酢醤油をかけていただきます。ホウレンソウのお浸しに似た絶品の味に驚きました。茶葉には食物繊維が多く含まれ、強い抗菌・抗酸化作用で知られるカテキンや、ビタミンCなど栄養価も高く、なんとビタミンEは食品の中でナンバーワンの含有量。お茶の葉はスーパーフードなんです。

▲1899特製の酢醤油でいただく茶葉は、驚きの美味しさです!

さらにおすすめのお茶は、同じ地域の茶種の違いを試す飲みくらべセット。「福岡の八女茶 煎茶 天雫の匠」と「福岡の八女茶 深蒸し煎茶 天雫の楓」。お茶の味って、どれもほぼ同じと思っていた人も、ちがいがはっきりわかる趣向です。知らなかったお茶の世界に、ちょっと近づいた気持ちになりますよ。

▲「福岡の八女茶 煎茶・深蒸し煎茶2種飲み比べセット」 ¥850

ちかごろ出会う機会が増えている和紅茶。国産の茶葉で作った紅茶のことで、こちらでは濃厚で甘味のある茶葉「やぶきた」と、花のような香りと爽やかな後味の「さやまかおり」をブレンド。和紅茶にはテアフラビンという成分が含まれ、抗菌や抗ウィルス作用が期待できるといわれます。インフルエンザが流行る時期にもおすすめです。

▲渋みが少なくまろやかな「和紅茶 紅優香」は、鮮やかな色合いも魅力的 ¥750

なお、新橋6丁目にある姉妹館「ホテル1899東京」1階のカフェ【チャヤ1899東京】でも、八女茶のドリンクメニューをいただけます。

お茶の世界がひろがる【レストラン1899お茶の水】のアフタヌーンティーやパフェ。スイーツで楽しむお茶の冒険を心行くまで楽しんでみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:レストラン1899お茶の水>