加えて、「この作品は一言で言うとカオスです(笑)。何より、小芝さんがこれまでのイメージともまた違い、すごく面白い! 金髪で眉間にしわを寄せながら、下からグッと睨まれるシーンがありますが、かっこよかったです。思わず『ヤンキーが似合うね』と言っちゃったんですけど(笑)。そういう迫力のある役柄が似合う女優さんは貴重ですよね。彼女自身は、ピュアな礼儀正しい子ですが、お芝居をやっている時の下からの睨み方とか…ああいうのは、俺は嫌いじゃないです(笑)」と絶賛。
当の小芝も「北村さんは麻藤さん味がすごくあるなと思いました。麻藤さんは『ミナレの声をおもちゃにして遊びたいんだよ』という、子ども心も持ってる人なのですが、北村さんご自身も同じように持っている方で、お芝居中もいろんなアイデアを楽しそうにどんどん提案してくださるんです」と互いに共演を楽しんでいる様子を伝えた。
さらに、GENERATIONS from EXILE TRIBE・片寄涼太が、ミナレのアルバイト先のスープカレー店「ボイジャー」で働く同僚・中原忠也に扮(ふん)する。ミナレに思いを寄せ、隙あらばアタックするも、そのたびにミナレには華麗にスルーされるピュアな男だ。正義感が強いゆえに空回りすることもしばしば。困っている人を放っておけない性格が災いして、ミナレに降りかかるトラブルに巻き込まれることになる。
片寄は「最初にお話をいただいた時は、連続ドラマに出させていただくことも久しぶりでしたし、テレビ朝日のドラマに出させていただくのも初めてなので、貴重な機会をいただいてとてもうれしかったです。原作も読ませていただいたのですが、自分のツボと合って、めちゃくちゃ笑いながら拝見させていただきましたし、作品自体もすごくチャレンジングなテーマで、どうやって映像化するんだろうとワクワクしながら読みました。それと同時に、自分自身の役をどうやって作っていくかっていう難しさも感じました」と喜びとともに役づくりにも言及。「中原忠也は、とても爽やかでいいやつというのが第一印象で、自分の友達にいたらすごいうれしいだろうなと思いました。その一方で、ちょっと天然というか、猪突猛進な部分もあるので、そこも含めて愛すべきキャラクターだなと思っています。誰がなんと言おうと、自分のスタイルや思いを大切にするっていうところは、共感する部分でもありますし、すごくすてきだなと思うので、そういった部分を大事に演じていけたらいいなと思っています」と真摯(しんし)に向き合っている様子をうかがわせた。