なお、月9は2015年までは全話平均視聴率2ケタが当たり前であったが、16年~18年4月期は低調が続いてしまった。中でも、17年1月期の西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』、同10月期の篠原涼子主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』、18年1月期の芳根京子主演『海月姫』は揃って全話平均6%台を記録しており、当時、“月9”のブランド力低下が心配されていたものだ。

 しかし、同7月期の沢村一樹主演『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』が全話平均2ケタに戻ったのを境に好転。ここ最近は「TVer」などのネット配信で視聴する人も多いため、全話平均2ケタのハードルはなかなか高いものの、それでも昨年は『ミステリと言う勿れ』が全話平均11.8%を叩き出すなど、“月9”人気の復活が見て取れた。

 だが、『女神の教室』はこのままだと全話平均6~7%台に留まり、16年~18年の低調期に逆戻りしてしまうだろう。そのため、最終回へ向けて再浮上があるか、注視したいところだ。

 もちろん、視聴率は指標の1つでしかなく、数字が振るわなくても人気がある作品も少なくない。ただ、同枠の次クールには、“日本でもっとも視聴率が注目される俳優”である木村拓哉が主演を務める『風間公親-教場0-』が控えているため、どうしても一抹の不安が過ぎってしまうのだ……。