携帯やパソコンの利用、運動不足など。

肩こりは現代病ともいわれています。

そして慢性的な肩こりが続いていくと、元の状態にもどすのも大変ですよね。

この記事では、管理栄養士であるわたしが肩こりに効く食べ物をご紹介していきます。

肩こりの原因である血行不良を食べ物で改善

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

肩こりの方は多いのではないのでしょうか。

なぜこれほど多いのか…

それは肩こりを起こす原因が、わたしたちの日常生活に散在しているからです。

日常にひそむ肩こりの原因
  • デスクワークにより、長時間同じ姿勢をとっている環境。
  • 立ち方やカバンの持ち方、噛み合わせなどのクセにより、カラダの重心が傾くこと。
  • パソコンや携帯の液晶による眼精疲労。
  • 体質や運毒不足、冷房による冷え性。
  • ストレスによる緊張状態や歯ぎしり。

言い出すとキリがないくらいに、私たちの生活には肩こりの原因がひそんでいます。

そして、これらに共通することが”血行不良”です。

血行不良に効く食べ物で、肩こりを改善させましょう。

肩こりに効くのはビタミンEを含む食べ物

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

肩こり解消に必要な栄養素は、ビタミンEです。

ビタミンEは、末梢血管を広げて血行をよくするはたらきを持っています。

末梢血管とは?
手脚など心臓から離れた血管。

さらにビタミンEを摂取することで、女性にとってうれしいポイントがもう1つあります!

それは抗酸化作用がある成分のため、アンチエイジングや美容に役立つということ。

若返りのビタミンとも呼ばれています。

肩こり改善し、キレイにもなるのはうれしいですよね。

ビタミンEを多く含む食べ物

ビタミンEは、脂溶性ビタミンと呼ばれてます。

脂溶性ビタミンは油に溶ける性質を持っているため、炒め物や揚げ物といった油を併用するメニューを取り入れるのもいいですね。

1日当たりのビタミンEの摂取の目安
18歳以上の男性:6.5mg
18歳以上の女性:6.0mg

一日の摂取量を満たすためには、まずは下記のビタミンEが多く含まれる食べ物を1日1品摂取してみましょう。

ビタミンEをたくさん含む食べ物
  • かぼちゃ
  • モロヘイヤ
  • アドカド
  • アーモンド
  • サーモン
  • うなぎ

他にも野菜でいうと、緑黄色野菜に多く含まれますよ。

肩こりに効く食べ物を栄養素別で知ろう

血行不良にポイントをおいてビタミンEを紹介しましたが、肩こり改善の栄養素はそれだけではありません。

他の栄養素と代表的な食べ物を簡単に紹介しますので、取り入れやすいものは積極的に摂取していきましょう。

ビタミンB郡の食べ物

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ビタミンB郡は、疲労回復に必要な栄養素です。

肩こりも疲れがたまってくると、悪化するため疲労回復は必須。

肉類、魚介類、大豆製品などの主菜となる食べ物が多いです。

おかず抜きの食生活ではなく、毎食なにかしらの主菜(おかず)は取り入れましょう。

ビタミンCの食べ物

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ビタミンCも疲労回復効果のある栄養素。

ビタミンCは消費が早いため、こまめな摂取が必要です。

「疲れたな」と感じたら、ビタミンC配合のドリンクや栄養補助食品を取り入れるのもいいですね。

中でもパプリカはビタミンEも含まれているため、肩こりにオススメな食べ物といえるでしょう。

マグネシウム・カルシウムの食べ物

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

筋肉・神経のはたらきに関係するのがマグネシウム、カルシウムです。

この2つは筋肉の収縮に関係があるため、肩こりにも直結してきます。

マグネシウムとカルシウムの理想的な摂取量の比率
マグネシウム:カルシウム=1:2

ただ、バランスを考えての食事は実際のところ難しいですよね。

マグネシウムとカルシウムともに不足しがちなので、まずは摂取することを心がけましょう。

マグネシウムに関しては欧米食化により、摂取不足も懸念されているため 精製されていない穀類(玄米など)を食べるのがオススメ。

「玄米はちょっと…」という方でも取り入れやすいところでいうと、毎日の味噌汁にわかめや豆腐を入れてみるのが簡単です。

また魚をあまり食べない方は、カルシウムは意識して乳製品や魚を取り入れてみましょう。

食事で難しい場合は、サプリメントを利用してバランスよく摂取するのもポイントです。