いつかはパイロットになるのか、それともこのまま営業としてIWAKURAで働き続け、最後にはめぐみさん(永作博美)の跡をついで社長になるのか。いったい飛ぶのか飛ばないのかとハラハラ見守ってきた舞ちゃん(福原遥)が第22週ではなんと、起業。今週もやっぱり飛ばないのかーい。
朝ドラをいろいろ見てきましたが、こんなに「ええっ、そっちの道は間違ってない? 大丈夫?」と言いたくなる主人公って、今までにあまりいなかったような。朝ドラの主人公はだいたい「これが好き、やりたい!」という強い思いで突き進み、無理だと反対する周囲の人々を説き伏せて、いろいろあった末に夢が叶う。特に、実在の人物をモデルにしている物語だと、波乱万丈の末の大成功が約束されているので、ハラハラしつつも安心して見られる。でも、『舞いあがれ!』の舞ちゃんは具体的なモデルが示されていないので、最後にどうなるかまったく予想ができず、毎週違う意味のハラハラ感があります。通常の朝ドラが、どんなコースでも最後には地上に戻れるとわかっているジェットコースターだとしたら、舞ちゃんのコースターは、ラストで止まるのかどうかもわからない。コースターだと思っていたのに実は潜水艦でした、海に潜ります、とかでもおかしくない感じ。
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