主演を務める竜星も、多くのイケメン俳優を輩出するスーパー戦隊シリーズの『獣電戦隊キョウリュウジャー』(テレビ朝日系、2013年2月~14年2月まで放送)出身だ。
「ところが、その竜星が同枠のターゲット層に“刺さっている”気配がないんです。もちろん熱心な竜星ファンはいるものの、多くの視聴者にとって、竜星といえば昨年4~9月に放送されたNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の『ニーニー』こと比嘉賢秀役の印象が強い様子。ニーニーは破天荒すぎるキャラクターで、登場するたびに視聴者の間で煙たがられていたキャラクターだけに、『スタンドUPスタート』初回オンエア時から、ネット上には『ニーニーを思い出す』といった声があふれ、作品自体にネガティブな印象を抱く視聴者も散見されました。また、竜星以外のレギュラー出演者の“若者人気”でいうと、吉野はさておき、小泉と反町はそこまで支持を得られていないように感じます」(同)
フジは同枠のコンセプトに危機感を抱いているのか、4月期は“路線変更”の兆しが見える。
「これまではイケメン俳優たちが主演してきた同枠ですが、次クールは女優・波瑠主演の『わたしのお嫁くん』を放送予定。漫画家・柴なつみ氏が『Kiss』(講談社)で連載中の同題作品の実写化で、波瑠の相手役にはやはりイケメン俳優・高杉真宙が起用されているものの、フジは“社会派ラブコメディー”と謳っており、これまでの“水10”4作品とは違った視聴者層を狙ったドラマになりそうです」(同)
果たして、この路線変更は吉と出るか凶と出るか……。