竜星にとってフジテレビの連続ドラマ初主演、かつNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』後の初の出演作となる『スタンドUPスタート』だが、初回の視聴率は世帯4.1%、個人2.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。今期の民放ゴールデン・プライム帯ドラマで唯一、世帯視聴率5%割れスタートという厳しい結果となった。

 このフジテレビ水曜22時枠のドラマといえば、復活しては撤退ということを繰り返しており、90年代には『ショムニ』『ハッピーマニア』『お水の花道~女30歳ガケップチ~』などのヒットを生んだが、2000年代はしばらくバラエティ枠に。2013年に13年半ぶりにドラマ枠として復活したものの、長瀬智也主演の『フラジャイル』(2016年1月期)を最後に、わずか1年半で撤退することになった。そして昨年4月、間宮祥太朗主演の『ナンバMG5』で6年ぶりに復活したばかりだ。

「しかし、この枠は日テレの水曜ドラマ枠と丸被りな上、視聴率ではテレ朝の『報道ステーション』一強。ネット人気では『水曜日のダウンタウン』もあり、はっきり言ってかなり厳しい枠です。昨年の復活以降『ナンバMG5』、町田啓太主演の『テッパチ!』、Hey! Say! JUMP・山田涼介主演の『親愛なる僕へ殺意をこめて』と放送されてきましたが、苦しい戦いを強いられている。視聴率では、『ナンバMG5』が全話平均5%台で、『テッパチ!』で4%台、『親愛なる僕へ殺意をこめて』にいたっては3%台と右肩下がりの状態。『親愛なる僕へ殺意をこめて』についてはサッカーワールドカップ日本戦と被った第8話が2.5%になったという不幸もありますが、それを除いても4%に届かないレベルでしたからね」(テレビ誌記者)

 当然、リアルタイムな世帯視聴率ではなく、録画や見逃し配信での伸びが期待されるところだが……。