MBS・TBSの「ドラマイズム」枠(MBS=火曜深夜0:59、TBS=火曜深夜1:28)で3月7日にスタートする「往生際の意味を知れ!」(第1・2話はMBS=火曜深夜1:04、TBS=火曜深夜1:33)の1話先行試写・完成披露トークイベントが開催され、ダブル主演を務める見上愛と青木柚、共演の樋口日奈、三山凌輝が登壇した。
「往生際の意味を知れ!」は、米代恭氏による同名人気漫画を原作に、「元カノと結婚したい」と公言する区役所勤務の市松海路(青木)の前に、7年前に別れた元カノ・日下部日和(見上)がある日、突然現れ「市松くんの精子が欲しい」という衝撃の一言を放つことから始まる、深呼吸必至の狂気の“やり直し”ラブストーリーを描く。原作は「週刊ビックコミックスピリッツ」で連載をスタートし、「次にくるマンガ大賞2021」ノミネートや「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の「マンガ大好き芸人」企画での紹介でも話題を呼んでいる。
国民的エッセー「星の三姉妹」の著者・日下部由紀(山本未來)を母に持つ、謎多き美女・日和を演じる見上は、「もともと漫画を読んで、自分も日和に振り回されたので、それが自分で演じられるのか不安もあったんですが、ビジュアルを寄せていただいて、すてきな共演者の方々とお芝居させていただいて、この組でしかできない日和を演じられたんじゃないかと思います」と心境を明かすと、青木は「すごくそっくりだった」と原作とのシンクロぶりを称賛。見上はホッとした様子で、「出落ちが怖かったので、探り探りやっていました」と語った。
元カノ・日和のことが忘れられず、“元カノ教”の敬虔(けいけん)な信徒と化していたサラリーマンの市松役を務める青木は、「本当に1カ月で撮影したんですが、振り回される毎日。あっちいったりこっちいったり。感情がドタバタしていて、本当に濃い1カ月だった。特に日和に振り回されていたので、日和のアルカイックスマイル、目が生きてなくて口だけ笑っているみたいな表情やたくらんだ顔をするんですが、途中から、それを見てテンションが上がるようになってきた。それが市松に寄ってそうなったのか、もともと自分に素質があったのかが分からなくなる日々でもあったので、自分の本質と向き合った1カ月になりました」と振り返る。