しかし、今回は完全に「地域のお祭りの騎馬武者行列」という同じ条件となる。ここで松本の動員力が木村を上回れば、今度こそ「キムタク超え」といっても差し支えないだろうが、2人を比較してくれと言わんばかりで「露骨すぎる」という印象が否めない。そうした事務所側の意向もあってか、今回の行列は観覧席の定員の時点で木村を上回っており、事務所側の「松本アゲ」の思惑が見え隠れしている。
SMAP時代から絶大な人気を誇っていた木村は、ジャニーズ事務所にとって大功労者であることに違いはないが、経営トップの藤島ジュリー景子社長は自身が育てた嵐に強い愛着があるといわれている。ジュリー社長にすれば、絶対的な存在だった木村を松本の引き立て役にすることで、嵐を育てた自身の手腕を誇示したいという狙いもあるのかもしれない。昨年からジャニーズは退所ドミノが連鎖しているが、このような扱いに木村が不満を抱けば去就問題につながる可能性もあるのではないだろうか。