日本テレビ系では、坂口健太郎が、4月期土曜ドラマ(土曜午後10:00)と7月期日曜ドラマ(日曜午後10:30=読売テレビ制作)の2クール連続で、主演を務めることが発表されていたが、4月スタートの作品が「Dr.チョコレート」(土曜午後10:00)に決定した。
「Dr.チョコレート」は、謎めいた義手の元医者・Teacherこと野田哲也(坂口)と、天才的外科医の腕を持つ10歳の少女・Dr.チョコレートこと寺島唯(白山乃愛)の唯一無二の絆で結ばれた2人が、全員難ありでキャラクター強めの6人の医療仲間“チョコレートカンパニー”と共に、訳あり患者の命を救っていく、怒濤(どとう)の展開が癖になるノンストップ・ドクター・エンターテインメントだ。
坂口演じるTeacherは、利き腕を失った元医者で、謎めいたDr.チョコレートの代理人。2年前まで唯の父親である心臓外科医・寺島光一の下で研修医をしていた。しかし、唯の両親が何者かに殺害された事件後、その黒幕を追うため、闇の世界で違法な医療行為を始め、情報を集めている。冷静沈着でクールに見えるが、唯には深い愛情を持って接している。
そして、白山が扮(ふん)する唯は、天才的なオペスキルを持つ10歳の少女で、Dr.チョコレートとして活躍する。普段は天真らんまんな普通の女の子だが、実は小学生らしからぬ知識の持ち主で、チョコレートが大好き。心臓外科医の父親と長寿遺伝子研究者の母親との間に生まれ、幼い頃から父の影響で外科手術のシミュレーションにハマり、高度な医療技術を身につけた。両親をあやめた犯人を探すため、Teacherと共に闇の医療行為を行っている。Teacherのことを誰より信頼しているキャラクターだ。
坂口は自身の役柄について「Teacherは、事件をきっかけに闇のようなものや大きな悪意に触れたことで、冷たく見える時もあります。でも、唯と2人でいる時は、ちょっとぶっきらぼうに見えながらも、10歳の唯のお兄ちゃん感が垣間見える一瞬もあったりと、もともと持っているもの、心は温かい人なのではないかと思っています」と分析。加えて「色で例えるなら、ちょっと寒色に見えるTeacherがいる一方で、唯といる時は、見ている人がちょっとホッコリするような温かな優しい気持ちになれるTeacherの一面が見える、そんな部分は意識して演じていこうかなと思っています」と役作りについて触れる。
また、「乃愛ちゃんとは、年齢は違いますが、一緒に台本の読み合わせをしてみて、役柄との関係性に近い2人としてお芝居ができそうな感覚がありました。この作品は、唯とのバディものという要素や、個性的なメンバーの集まりである『カンパニー』とのチームプレーと、要素が盛りだくさんで、さまざまな見どころのある作品だと感じています。カンパニーのメンバーには一癖も二癖もありそうな人たちが集まっているので、僕も一緒に演じていくのが本当に楽しみです」と、個性的な共演者との撮影に期待。
さらに、「医療ものという軸に加えて、2年前の事件の真相を探るというテーマも、事件を追っていくほどに、真相に近づくほどに、もっともっと根が深くて、裏に渦巻くもっともっと大きい闇が見えてきて、本当に面白い展開になってくので、楽しんで見てもらえると思います。実際に演じながら、ほかの出演者の皆さんや監督はじめスタッフの皆さんと一緒に、この作品を作っていけたらなと思っています」と見どころを語っている。