中年男性に問いかけられ、私はその時点で確信を…
私はその時点で確信しました。そこで「えっ、分からないですけど。」と。すると中年男性がこっちこっちと私を手招きし、「外へ出て来て見て下さいよ。教えてあげますから。」と言われ、私は気持ちを隠しながら外へ行きました。
そして、屋根の状態が確認できる箇所へ誘導されて「あそこです。あの箇所の瓦がずれていますよ、分かりますか?直ぐに修復しないと大変な事になります。何なら私達が請け負いましょうか?」と言ってきたのです。
当然素人の私が目視しても分からない。それと同時にこれは本当は新築工事などは無く、それを口実にしての悪徳業者ではと完全に思ったのです。
なので、私はすかさずその場で「もうこの家にずっと住むという事は考えていないので。リフォーム自体勿論考えていません。」と一言。
そして「ところで新築工事の場所はどこですか?詳しく教えて下さい。うち以外の近所の方にも勿論挨拶に行ったんですよね?隣のおじさんに聞いてもいいですか?」と言ったところ、「あっ、まだ他に挨拶に行かなくてはならないのでこれで失礼します。」と逃げるようにして去っていきました。
そして、その後当然のことながら近くで新築工事は無く、「あっ、完璧に悪徳業者だったんだな」と思える出来事でした。
(50代・女性)
今回は、詐欺に巻き込まれそうになったエピソードについて紹介しました。
詐欺に巻き込まれないよう、最低限のお金の知識はつけておきたいですね。
文・fuelle編集部