あなたは詐欺に巻き込まれそうになったことはありますか？さまざまな手法で騙し取ろうとしてくる詐欺は、なかなか後を絶ちません。

今回はそんな詐欺のエピソードについてfuelle編集部が取材しました。

私がリビングでくつろいでいると「ピンポーン」と鳴り玄関へ行くと…

2022年8月。確か15時頃だったと思います。私がリビングでくつろいでいると「ピンポーン」と、すぐさま玄関に行き「どちら様ですか?」と一言。

すると、「すみません。近くで新築工事を執り行う事になりまして、騒音等でご迷惑をおかけするかと思いますのでご挨拶に参りました。」と玄関ドアを開ける前から大きな声がしました。

私がドアを開けると目の前に作業服を着た若い男性が一人と、先輩らしき中年男性が後方に立っていました。

そして、「２～３日後に直ぐ近くの所で新築工事を行うので、よろしくお願いいたします。」と言ってきたので、私は「直ぐ近くってどの辺りですか？」と聞き返したのですが、「あっちの方です。」と方角を指さすような感じで答えるだけで具体的な場所は答えませんでした。

その時点で何となく腑に落ちないなと思っていたのですが、とりあえず私は「分かりました。」とだけ返答しました。

そして業者らしき男性二人は頭だけを下げたので私が玄関ドアを閉めようとした時、後方の中年男性が「あっ、そうだ。」と言いつつ「奥さん、（私は未婚です）通りかかった時丁度屋根で気になる箇所を目にしたのですが、ご存じですか？」と問いかけてきたのです。