今年1月には、岸がバラエティ番組でジャニーズ事務所からの退所について「全然大丈夫ですよ! 吹っ切れ……吹っ切れてるっていったらまたちょっとおかしいですけど」と、すでに気持ちの整理がついていることを告白していた。平野のインタビューからは、岸と同様に吹っ切れたという思いも感じられる。かけがえのない青春を懸けたグループから脱退するという決断は、悩みに悩んだ末のことであるはずで、もう迷いはないということなのだろう。
そうした思いはグループに残るメンバーも同じようで、永瀬は2月27日に出演した関西の情報番組『おはよう朝日です』(ABCテレビ)で、今後かなえたい夢として「グループとしては、また俺はツアーがしたいなあっていう。ちょっといろいろ変わったりする部分がめちゃめちゃ多いかも知らんけど、今年もファンの人に会えたらなと思うね」と発言。さらに「ジャニーズってさ、一番楽しい仕事ってライブやん」「それを今年もしたいかな。一番近々の夢で言うと、それ」とも語り、ファンと触れ合えるコンサートへの強い思いを明かした。
永瀬の言っている「グループとして」は2人体制に移行した後を指しているとみられ、すでに5月23日以降を見据えていることがうかがえる。永瀬の口ぶりからすると「5人体制でのラストツアー」がないのは確実のようで、近々の夢として「ライブをしたい」と語ったことから、「最後のコンサートも予定されていないのでは」と危惧する声があがっている。ただ、これについては「東京ドームのゴールデンウィーク後半のスケジュールが空いている」との指摘があり、このとこから「5人最後のコンサートをやるのでは」といった期待の声も出るなど、さまざまな見方があるようだ。
先日、神宮寺が撮影の合間にメンバー全員で焼き肉に行ったことを明かし、ロケの帰りに5人でプリクラを撮影したエピソードも話題になるなど、King & Princeは現在もメンバー同士の仲が非常にいいとみられる。それなのにメンバーたちはグループの“空中分解”について吹っ切れている様子で、いったいどのような経緯があったのかとますます謎が深まったともいえそうだ。