母体となるユニバーサルミュージックグループは世界最大手のレコード会社。EMI Recordsのレーベルメイトには、姉妹グループのHKT48、NMB48、NGT48がいるほか、椎名林檎、東京事変、Mrs. GREEN APPLE、AI、ずっと真夜中でいいのに。、松田聖子、松任谷由実なども所属している。とはいえ、一般ファンからすれば、レーベル移籍で何が変わるのか、ピンと来ていない人も多いようだ。

「AKBはもともとソニーミュージック傘下のDefSTAR Recordsからデビューしたものの、売り出し方などの方針をめぐってトラブルとなり、2008年にキングレコードに移籍。そこから『国民的アイドルグループ』と呼ばれるまでに大ブレイクを果たしましたが、それも今は昔。ユニバーサルはHKT48など姉妹グループがすでに所属しており、合流させる狙いもあるのでしょうが、それ以上に現状を打破したいという思いが強いのでは。とはいえ、公開された16人の選抜メンバーは代わり映えしない顔ぶれ。近年のAKBは期待していた人気若手メンバーがことごとく卒業し、16期、ドラフト3期生、チーム8追加組が機能せず、ベテランメンバーに頼る形になっています。17期に期待したいものの人数は少なく、18期が戦力にならなかったらいよいよ厳しくなる」(アイドル誌ライター)

 それでも「十分勝機はある」と語るのはベテランの音楽ライターだ。