恐怖の休日はどう?

突然何?と思うかもしれませんが、オフの日を過ごすレジャーで話題のお化け屋敷があるんです。それは東京都中野区方南町(ほうなんちょう)にある「咽び家(むせびや)」。新感覚の恐怖体験が味わえる古民家です。

新感覚お化け屋敷「オバケン」の「咽び家」って?

「咽び家」について簡単に説明します。「咽び家」は、新感覚恐怖体験を数多く提供している「オバケン」のお化け屋敷のひとつ。方南町にある古民家を脱出することがゴールの、新感覚ミッションクリア型恐怖屋敷です。

その名の通り、咽び家は順路に沿って進んでいく従来のお化け屋敷ではなく、古民家の中を自由に動き回ってミッションを達成する新しいホラーエンターテイメント施設。駅で不動産業者と待ち合わせし、古民家を内見するという設定でこのお化け屋敷体験は始まります。さらに、恐怖をもたらすのはお化けではなく、人間。殺人鬼なのだそう……。

「咽び家」で用意されているエピソードは第1章から第4章。今回は初参加ということで第1章体験レポートをお送りします。

公式ホームページを見るだけで恐怖による胃痛が……、「絶対怖いじゃん……!」と逃げたくなりながら「咽び家」を体験してきた様子を、体験者の視点から第一人称で実況中継的にネタバレなしでお伝えします。

午後6時、方南町の某所にある古民家の内見へ

始まりは某日午後6時。方南町駅1番出口で、内見を予約した不動産会社の担当者を待つ。集まったのは、私以外に仲睦まじいカップルが一組、男性二人組の計5人。やってきた担当者に連れられ、内見先の築50年ほどの古民家へ……。

 

趣がある……、というよりもシンプルにボロい古民家を前にして、「ばあちゃん家みたいだ」という男性参加者。

「荷物はすべてこちらにお入れください」と言う担当者に従い、すべての荷物を鍵付きケースの中へ。

借りることになる部屋は、古民家の2階の一室。6畳程度しかないその部屋をシェアすることになるのだという。家賃は3万円のところ、特別に1万円。「(参加者5人なので)ひとり2,000円で住めますよ」との言葉に、内見参加者は即決。担当者は「では、契約書をお持ちしますね」と部屋を出ていった……。そこから絶叫の恐怖体験が始まった……。