シャンプーの正しいやり方は、よく泡立てて使う事って知っていますか?泡立ててから使うことによって頭皮や髪の毛をやさしく洗うことができます。手を使った泡立てる方法やコツ、色々な泡立て方や泡立てないデメリットも紹介しますのシャンプーでお悩みの方は是非参考にしてみてください。

シャンプーを泡立てるメリットは?

シャンプーを泡立ててから洗うメリット①洗浄力がアップする

シャンプーを泡立ててから洗うメリット1つ目は、洗浄力がアップすることです。埃や皮脂は泡に包まれることで浮き出します。また、洗い流しやすくもなるのでシャンプーは泡立てる方が良いでしょう。

シャンプーを泡立ててから洗うメリット②頭皮や髪にかかる負担を減らせる

シャンプーを泡立ててから洗うメリット2つ目は、頭皮や髪にかかる負担を減らせることです。シャンプーを事前に泡立てずに使うと髪をこすり合わせて泡立てることになります。また、頭皮を洗う際にも指を大きく使うことで多少なりとも摩擦が起こってしまいます。

濡れた髪はキューティクルが開いて傷つきやすい状態になっているので、できるだけ摩擦は起こさない方が良いでしょう。シャンプーの泡は、そういった摩擦から頭皮や髪の負担を減らしてくれるクッションのような役割も果たしてくれているのです。

シャンプーを泡立ててから洗うメリット③洗浄成分が広範囲に行き渡る

シャンプーを泡立ててから洗うメリット3つ目は、洗浄成分が広範囲に行き渡ることです。泡にすると表面積が広がる分、おなじ量のシャンプーを使っても泡にする方が広い範囲を洗うことができますね。また、まんべんなく洗えて洗いムラがなくせるということも良い点です。頭皮は汗を良くかき、汚れの溜まりやすい場所です。

そのため洗いムラがある部分は頭皮トラブルを起こす可能性も高まります。シャンプーを泡立てることは、シャンプーの無駄遣いを減らせてエコにもなり頭皮にも優しいと、良い事づくしなのです。

シャンプーの泡立てるためのコツは?

シャンプーの泡立てるためのコツ①乾いた髪をブラッシングする方法

シャンプーの泡立てるためのコツ1つ目は、乾いた髪をブラッシングするという方法です。髪には空気中の塵や埃が付着していて、ブラッシングはそれらを落とすのに効果的です。異物がついているとシャンプーの泡立ちを妨げます。また、髪の絡まりも取ることができますのでシャンプー前のブラッシングはおすすめです。

こちらはタングルティーザーのブラシです。優しい使い心地で絡まりやすい髪にも使えます。ブラッシングには汚れを落とすこと以外に、頭皮の血行を促す作用もありますので、美髪作りに一役も二役もかってくれるでしょう。

ブラシのお手入れ方法についても紹介されているので勉強になりますよ。

シャンプーの泡立てるためのコツ②お湯のみで予洗いする方法

シャンプーの泡立てるためのコツ2つ目は、お湯のみで予洗いするという方法です。シャンプーは頭皮の汚れを落とす効果がありますが、お湯だけでも7割は汚れが落ちます。大切なのは、予洗いをする時間です。シャンプーを泡立てるために髪を濡らすのではなく、汚れを落とすつもりで洗います。

このとき、ゴシゴシと頭皮や髪をこすってはいけません。頭皮をマッサージするように、やさしく扱ってください。頭皮と髪に十分な水分が行き渡るように、最短でも1分はお湯で洗いましょう。

シャンプーの泡立てるためのコツ③手に取るシャンプーを適量にする方法

シャンプーの泡立てるためのコツ3つ目は、手に取るシャンプーを適量にするという方法です。泡立たないからといって、何プッシュも手にとっては髪で泡立てていませんか?泡立ちに必要なのは水と空気です。たくさんの量を取っては上手く泡立てることができませんよ。

シャンプーの泡立て方は?手で泡立てるコツと泡立てないデメリットも
(画像=『BELCY』より引用)

つい習慣で多く取りすぎてしまうという人は、ボトルリングを使うのはどうでしょう?こちらは「節約ボトルリング」といって、ポンプのネック部分に取り付けて使います。リングの厚み分、ポンプが下がらないので1度に出る量を調節できますよ。ハート型とスペード型の2種類あり、2つ重ねれば更に出る量が少なくできます。

POINT

泡立ちやすいシャンプーはキツイ成分が入っていることもある

シャンプーの洗浄成分は界面活性剤と言い、その種類は高級アルコール系、アミノ酸系、石鹸系の3種類に分けられます。最も泡立ちやすいのは高級アルコール系です。高級というのは、高価という意味ではなく分子中の炭素の数が6個以上のものを「高級アルコール」と呼んでいるにすぎません。洗浄力があり泡立ちが良いのですが、その分頭皮の皮脂を落としすぎたり、肌の弱い人にはむかないこともあります。シャンプーを選ぶ際には成分にも注目してみてくださいね。

シャンプーの泡立て方は?

シャンプーの泡立て方①手を洗う

シャンプーの泡立て方1つ目は、手を洗うことです。シャンプーが泡立たない原因として、手のひらの汚れや油分があげられます。髪の毛を予洗いして泡立ちやすい状態にするのと同じ理由で、手についている汚れも除去しましょう。

シャンプーの泡立て方②泡立ちやすい量をとる

シャンプーの泡立て方2つ目は、泡立ちやすい量を手に取るということです。ボブヘアなら1~1.5プッシュが目安なのですが、その全量を1度に取ってはいませんか?シャンプーで髪を洗う時に重要なのは、その量ではなく泡立て方です。人によって量は変わるでしょうが、少量ずつの方が比較的に泡立てやすいですよ。

シャンプーの泡立て方③手で軽く泡立てる

シャンプーの泡立て方3つ目は、手で軽く泡立てることです。手のひらだけでホイップクリームのようなモコモコの泡を作るのは大変ですが、ある程度は泡立てましょう。濡らした手のひらにシャンプーをとったら、空気を含ませるように両手でこすり合わせます。手のひら全体に行き渡るくらい泡が作れたらOKです。

手で泡立てるのがどうしても苦手だという人は、最初から泡で出てくるシャンプーもありますよ。こちらはシュワルツコフの「ビオロジー・泡のクレンジングシャンプー(アクア)」です。サラサラでもパサつかず、ふんわりとボリュームのある髪を目指したい人におすすめのラインです。

きめ細かい泡と高い洗浄力で、毎日のシャンプーでは落としきれない毛穴の汚れまで落としてくれるそうです。同様のシャンプーで、しっとりやわらかな艶髪を目指したい人は「リペア」がおすすめですよ。どちらもメーカーは週に1回の使用を推奨していますので、特別な日のケアに取り入れてみるのも良いですね。

シャンプーの泡立て方④毛先から泡をつけ頭皮に向かって泡立てる

シャンプーの泡立て方4つ目は、毛先から泡をつけ頭皮に向かって泡立てることです。コツは毛先に泡をつけたら、空気を含ませるように指を動かし頭皮側へ移動させることです。慣れないと難しいのですが、食器を洗う前に水を含んだスポンジに洗剤をつけてくしゅくしゅと揉むのをイメージしてください。

あの作業と同じです。髪をスポンジに見立て、指で優しく揉んでシャンプーの泡を増やします。そうすることで髪に負担をかけずに泡立てることができますよ。髪で泡立てようとゴシゴシこすり合わせるのは、摩擦で髪を傷めるのでやめましょうね。

POINT

泡立てネットを使う

お気に入りのシャンプーがあるけど手で泡立てたり、髪に空気を含ませたりするのが上手くいかない人は泡立てネットを使ってみてください。水で濡らした泡立てネットに少量のシャンプーを加えてネットを大きくこすり合わせるだけで、簡単にホイップクリームのようなモコモコの泡を作ることができますよ。

コツを実践してもシャンプーが泡立たない!その原因と改善方法は?

コツを実践しても泡立たないときの改善方法①予洗いのお湯の温度

コツを実践しても泡立たないときの改善方法1つ目は、予洗いのお湯の温度を見直すことです。適温は38~40度が良いでしょう。これよりも低い温度だと皮脂が落ちにくくなり、高い温度だと過剰に皮脂を洗い流してしまいます。皮脂を流し過ぎると、肌が保湿しようと更に皮脂を分泌して油っぽい頭皮になってしまいます。

油っぽい頭皮は毛穴の詰まりやフケを作ってしまいます。これが蓄積されると、毎日のシャンプーだけでは落としきれない汚れへと変わってしまうのですね。そうならないためにも、予洗いするお湯の温度には注意してください。

コツを実践しても泡立たないときの改善方法②クレンジングする

コツを実践しても泡立たないときの改善方法2つ目は、頭皮をクレンジングすることです。38度のお湯で1分予洗いしてもシャンプーが泡立たない人は頭皮に汚れが蓄積されているか、ハード系整髪料を使用していることが原因かもしれません。毛穴に詰まった汚れや、ハード系整髪料は油分が多いため泡立ちが悪くなります。

蓄積汚れには、画像のような「スカルプクレンジングジェル」がおすすめです。整髪料が原因の場合はコンディショナーでもクレンジングができますよ。コンディショナーの油分と整髪料の油分が結合することで整髪料の成分が流しやすくなります。どちらも予洗いした後に使用して、シャンプー前にはしっかりすすいで下さいね。

コツを実践しても泡立たないときの改善方法③髪質を考慮する

コツを実践しても泡立たないときの改善方法3つ目は、髪質を考慮することです。髪の量でいえば、少ない人よりも多い人の方が泡立ちが悪いです。シャンプーの泡立ちに必要な空気が、髪の多い人には不足しがちだからです。少ない空気でも泡立つように、髪を十分に濡らしましょう。また、髪の傷んでいる人も泡立ちが悪いです。

痛んだ髪は内部が空洞化していて、シャンプーの成分が入り込んでしまうことが原因だと考えられます。この場合は、すぐにシャンプーが泡立つようになるのは難しそうです。まずは頭皮の環境を整えて、元気な髪を育てることから始めましょう。

シャンプーが泡立たないと洗ったという実感が沸かないかもしれませんね。

シャンプーを頭皮に直接つけるデメリットは?

シャンプーを泡立てないデメリット①頭皮への刺激が強すぎる

シャンプーを泡立てないデメリット1つ目は、頭皮への刺激が強すぎることです。頭皮は皮脂で覆われているのですが、シャンプーを直接つけることで過剰に皮脂が奪われてしまいます。皮脂は頭皮を守るバリアのような役割を果たしているため、適度に残す必要があります。

また、シャンプーは泡立てることを前提に作られていますので、水を加えて泡立った状態が丁度よい濃度になります。そのため、強すぎる原液を直接頭皮へつけるとかぶれてしまう恐れもあります。原液を塗布するだけでは汚れも落ちず、肌荒れすることもありますので、シャンプーを直接頭皮につけるのはやめましょう。

シャンプーを泡立てないデメリット②毛穴にシャンプーの成分が残る

シャンプーを泡立てないデメリット2つ目は、毛穴にシャンプーの成分が残ることです。シャンプーをすすぐとき、泡と原液のどちらが水に流しやすいかは想像できますよね?シャンプーの洗浄成分である界面活性剤は、毛穴に残るとかゆみや炎症を引き起こしますのでシャンプーを直接頭皮につけるのはやめましょう。

シャンプーで髪を洗っているときは汚れを浮かせている状態です。泡を水で洗い流すことで、汚れも一緒に流れていくのです。シャンプーの成分を頭皮に残さないためにも、洗った時間と同じか、もしくはその倍の時間をかけて泡を洗い流しましょう。