どのような経緯があったにせよ、田辺エージェンシーの“看板俳優”であった堺が独立したことは、同社からすれば大事な稼ぎ頭を1人失ったことを意味する。

「そんな中、今度はタモリのレギュラー番組が1本減ることに。残る2本のうちの1本は、ギャラが安いことで知られるNHK制作の『ブラタモリ』ですから、タモリの主だった稼ぎは実質『Mステ』のみになったと言っていいでしょう。田辺エージェンシーの所属はそのほか、実力派女優・永作博美と、オーディション番組『TBSスター育成プロジェクト「私が女優になる日_」』で発掘された若手の飯沼愛ら6名。永作はコンスタントに活動を続けているものの、現在好演中の朝ドラ『舞い上がれ!』もそうですが、ドラマ出演はNHKが中心なので、やはり“稼ぎ頭”という感じではありません。そう考えると、田辺エージェンシーはなかなか厳しい状況で、閉店ムードすら漂っています」(前出・スポーツ紙記者)

 今後、田辺エージェンシーの活況ぶりがうかがえるニュースは出てくるのだろうか。