誰からも愛されないと思ってしまう理由
どうして誰からも愛されないと思うようになったのか、その理由も気になるところ。
ここからは、誰からも愛されないと思ってしまう原因について説明します。
幼少期の家庭環境
ネグレクトや虐待、両親の不仲など、幼少期の家庭環境に問題があったことが原因で、誰からも愛されないと思ってしまう人は少なくありません。
一般的に、生まれてきて最初に愛を教えてくれるのは、親をはじめとする家族です。
幼いころから家族の愛情に触れることで人は「自分は愛されていい人間なんだ」「無償の愛って存在するんだ」と学びます。
ですが、家庭不和を起こしている家族の中で育つと愛を知らないまま成長するため、大人になってから対人関係や恋愛でつまずきやすく、自分は誰からも愛されないと思ってしまうのです。
いじめられた経験
子どものころ、いじめられた経験を持つ人も、他人の愛情を正面から受け止められず誰からも愛されないと思いがち。
いじめは、ある日を境に突然始まることも多く「昨日まで仲良くしてくれていた友だちが今日から急に冷たい」なんてこともよく起こります。
ですが、多感な成長期に人から手のひら返しをされるとショックで人間不信になりやすく、大人になっても他人を信じられません。
人と深く交流することを恐れるためうまく信頼関係が築けず、誰からも愛されないと感じてしまうはずです。
過去の恋愛のトラウマ
誰からも愛されないと思うのは、過去の恋愛でひどいことを言われたり、理不尽な別れを強要されたりした経験が原因かもしれません。
家族や友だちからの愛情は信じられるのに、彼氏の愛情は疑ってしまう…という女性は、過去の恋愛のトラウマが原因で、愛されないと思い込んでいる可能性が高いです。
つらい恋愛を経験すると、頭では「昔のこと」と割り切れているつもりでも、心の奥底では「同じ目に遭って傷つくのは嫌だ」と考えてしまいます。
そうすると、無意識に恋愛を避けるようになり「自分は誰からも愛されないモテない人間なんだ」と考えるようになるのです。
愛されたい症候群
愛されたい症候群とは「誰かに愛されたい」という強い願望が長期間続いている状態のことです。
大切にしてくれる彼氏や友だちがいたとしても物足りなさを感じ「私は誰からも愛されない」「もっと愛してほしい」と考えるのが、愛されたい症候群の特徴。
もしかすると、あなたが誰からも愛されないと思ってしまうのは、愛されたい症候群になっているからかもしれません。
「自分は誰からも愛されない」と思ったら、愛されたい症候群になっていないかを疑い、自分の周囲にいる人の愛情を客観的に見てみましょう。