実際、田中は数多くの人気番組にレギュラー出演しており、観察眼に定評のあるバナナマン・設楽統がかねてから自身のラジオ番組でアンガ田中の“芸能界最強説”を唱えるなど、同業者からの支持も高い。

 その結果、デビュー20周年のメモリアルイヤーとなる昨年4月からゴールデン・プライム帯で初のMC番組『呼び出し先生タナカ』がフジテレビ系でスタートしたが……いきなり物議を醸した。

 同番組は放送スタート直後、かつて同局で放送された人気バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』の企画「抜き打ちテスト」に酷似しているとの指摘がネット上で相次ぎ、『めちゃ×2イケてるッ!』のレギュラーだったナインティナインの岡村隆史がラジオ番組で言及する騒動にまで発展。岡村は、「『めちゃイケ』もやっていたスタッフさんが入っているし、フジテレビの番組内で企画を使うって別に悪いことでもない」「アンガールズの田中くんは何にも悪くないよ。ビックリしたと思う」と田中をフォローしつつも、「どう思って番組つくってるんかな。俺とか濱口(よゐこ・濱口優)とかの顔はまったく浮かばへんかったのかなと思った。こんな悲しいことある?」「他の『めちゃイケ』メンバーも多分、驚いたと思う」と、制作側に対する正直な思いを吐露していた。

 その後、田中が岡村に直接連絡を取るなどして騒動は収束していったが、視聴率は低迷。放送も月1~2回に縮小されるなど、厳しい状態が続いており、4月の改編で打ち切りになるのではとの噂もささやかれている。