こけ玉作りで小さな奥入瀬を自宅に!
奥入瀬は日本有数の苔の森。300種類もの苔があり、岩や倒木を包み込む苔の絨毯はとても美しく神秘的です。ここで苔ファンになる人も多いとか。とはいえ、国立公園内の特別保護地区にあるため、苔はもちろん草木の持ち帰りは厳禁です。そこでおすすめがこけ玉作り。自宅に持ち帰って楽しむことができます。
▲好きな苗木を選んで作る「こけ玉作り体験」 ¥2,500より
「こけ玉作り」は、苔を丸めて小さな奥入瀬を表現する人気のアクティビティ。こけ玉にする苔や苗木は、奥入瀬に生息するものと同じ種類で、特別保護地区以外のものを使います。春には新緑が芽吹き、秋には紅葉して、1年を通じてさまざまな表情を楽しめます。
▲水苔で苗木を包み、糸を巻いて固定します
▲外側に緑色の苔のシートを巻いて、さらに糸を巻いて固定するとこけ玉が完成。最後に目玉を取り付けます
▲左がブナ、右が楓。スタッフが丁寧に教えてくれるので、30分ほどで完成しました
苔の栽培は思いのほか簡単。自宅で水をやるうちに、ペットを飼っているような気分になって、愛着がわきますよ。※国外や離島への苔の持ち出しは防疫の点から禁止されていることもあるのでご注意ください。
神秘の光り「奥入瀬ランプ制作体験」
奥入瀬の苔をモチーフにした「奥入瀬ランプ」も、ユニークで神秘的。ひょうたんに小さな穴を無数に開けて、中から照らすと、ちょっと不思議な照明器具に変身。奥入瀬ランプ制作体験は¥5,000から。ひょうたんのサイズによって料金が異なります。
▲奥入瀬渓流ホテルには「奥入瀬ランプ」のコーナーがあります
はじめに、サイズや形が異なるひょうたんからお気に入りの素材を選びます。ひょうたんはひとつひとつ厚さがちがい、光の灯り方や色も異なるため、棚に飾られた見本を参考にお気に入りを選びます。
▲専用の道具で穴を開けます
制作時間は1時間ほど、作る前にどんなデザインにするか事前に考えておくとスムーズに作れます。制作中は一心不乱に作業してしまいました。
▲完成!
LEDライト付の台座もセットになっているので、家ですぐにランプとして使えます。
無料バスツアーは大人気!
ぜひ参加したいのが、奥入瀬の自然を楽しめる無料のバスツアー。奥入瀬渓流の中ほどにある雲井の滝まで、白銀の世界をガイドさんの説明を聞きながらバスで巡るツアーです。予約は前日の18時まで。
▲「馬門(まかど)岩」の岩肌を滴る水が凍って、氷瀑が出現。写真はまだ初期の氷瀑ですが、これからどんどん成長して太くなっていきます
▲「雲井の滝」は2段に屈折して流れ落ちる落差25mほどもある滝。バスの車内からも見えますが、冬でも滝の近くまで行ける奥入瀬渓流屈指の人気スポットです。
▲岩の上に積もった雪が綿帽子のように見える名所「三乱(さみだれ)の流れ」