あなたは詐欺に巻き込まれそうになったことはありますか?さまざまな手法で騙し取ろうとしてくる詐欺は、なかなか後を絶ちません。
今回はそんな詐欺のエピソードについてfuelle編集部が取材しました。
職場の先輩から紹介された「大学講師」の知り合いから、突然の電話
2010年10月のことです。
知り合いから「最近元気してる?」というメールが突然来ました。
その方は職場の先輩を通じて知り合った方で、一度だけ一緒に飲み会をした事がありました。
とてもサバサバした性格の女性で、仕事は大学の講師ということもあり、頼れる同性の先輩として信頼をおいていた方です。
メールをやり取りするのも1年ぶりでしたし、目上の方なので、当たり障りない感じで「お久しぶりです。元気です。」などと返信しました。
すると、すぐに電話がかかってきて「久しぶりに声が聞きたくなった」と言われました。
夜の10時を過ぎていましたが、そこから1時間以上お互いの近況などを話しました。
そうして話していくうちに、「実は素敵なセミナーに行くようになってから凄く人生が好転した」「彼氏ができて結婚を考えている」「アルコール中毒だった実父に金銭的にも精神的にも苦しめられていたが、亡くなり一気に苦しみから解放された」などと聞かされました。
その一連の話が終わった後、彼女から「あなたは今幸せ?」と聞かれました。
特に大きな悩みなどはないと思っていたのですが、「本当にないか」「そのままで満足しているか」など事細かに聞かれると、やっぱりこうなりたい、もう少しこうしたいなどという願望が出てくるものです。
少し欲を出した私の発言に、彼女は「じゃあそのセミナーを紹介するよ」と言い出しました。
時刻はで0時過ぎ。
「本日は遅いので後日でいいです」と断りましたが、「こう言うのは早い方がいいから」と強引に押し切られ、「担当の人と連絡をとるから」と電話を切られました。