◆①ドライな反応“じゃああなたからどうぞ”

 日本では成田氏の姿勢を真剣に問いただす論調が大半でしたが、欧米はなかなかドライです。CNNなどのメディアにも出演するコラムニストのフィリップ・ハロウェイ氏の<イェール大学経済学部の教授の皆さんでどうぞ>(@PhilHollowayEsQ)とのツイートがわかりやすいですね。

 一般読者からも“話はわかった。じゃあ成田さんが手本を示してよ”(「Lead by example」や「Ok Mr Narita, but you go first」)といった内容のツイートが複数見られました。

『ザ・テレグラフ』のコメント欄では、<大学で雇われているいわゆるインテリが集団自殺してくれた方がもっと効果的だわな>なんて辛辣(しんらつ)なものも。ふくれ上がる教育予算が国の財政を圧迫していることへの皮肉も込められいるのでしょうか。

『デイリー・ミラー』の読者は、<成田さんとこのじいちゃんばあちゃんは自宅のセキュリティ費用を増額しただろうね>とユーモアたっぷりのコメント。

 イギリスの世界的コメディアン、リッキー・ジャーヴェイス氏も<セカンドオピニオン頼むわ>(@rickygervais)と一笑に付しています。

 真剣に怒るより成田氏の発言で遊んでいる印象でした。