今週は現代もポストも顔をそろえた。

 まずは、新潮の貴景勝(26)の後援会トップのうさん臭い話から。

 3月12日から始まる彼の地元の大阪場所で綱取りを目指すが、彼の大阪のタニマチである地元後援会トップが、「暴行」「横領」などの疑いで告訴されたというのである。

 彼は「貴景勝の芦屋後援会最高顧問」という名刺を持ち歩いているそうだが、2019年には「砂かぶり」席へ反社認定された元プロボクサーの渡辺二郎を招いたと報じられ問題になったことがあるという。

 その大物氏が、抗体検査キットの輸入販売を手掛ける医療関係企業の経営者と出会ったのは2年前だったという。

 経営者が大物氏に販路の相談をすると、自民党とのパイプがあるといわれ、実際、日本郵便のネット通販で扱ってもらえることになったそうだ。

 信頼を勝ち得た大物氏は、件の経営者に、「共同でPCR検査事業」を行うことを提案した。

 俺は資産が1500億円あると豪語するわりには、ビルの内装工事や検査器具のリース費用など約6000万円余りを、経営者が負担したそうである。

 しかも預けていた売上金を一切払わなかったので、大物氏に返してくださいといいに行くと、誰が返すかといわれ、床に叩きつけられたという。

 大物氏は、預かっている実印を悪用し会社登記などを書き換えようとしていたことも発覚。

 経営者は兵庫県警に刑事告発したというのである。

 貴景勝の実父は、件の大物氏とは3年近く連絡をとっていない、最高顧問になってくれと頼んだこともない、今後も付き合いことはないといっている。

 横綱になれるかどうか、貴景勝にとっては最後のチャンスだろう。こんな輩に煩わされて精神統一できなければ、優勝など夢のまた夢になりかねない。