3位は、広瀬すず主演『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)で、下落率は23%。初回は8.0%で発進し、第3話で5.9%まで落ち込んだが、2月7日放送の第4話で6.2%まで微増した。

 同作は、大御所脚本家・北川悦吏子氏が『オレンジデイズ』(同)以来、19年ぶりに手がける青春ラブストーリー。宮崎の片田舎で育ったデザイナー志望の浅葱空豆(広瀬)と、DTMやボカロで楽曲制作するコンポーザーとしてメジャーデビューを目指す海野音(King&Prince・永瀬廉)が一緒に下宿生活を送る物語だ。

 初回では噴水の水で顔を洗っていた空豆だが、その後はキス寸前で音に水鉄砲を浴びせたり、下宿させてもらっている大家の服をビリビリに破くなど、「田舎出身だから」と言い訳できないほどの自由奔放さを見せている。これが、視聴者の間で「純粋無垢でかわいい」「サイコパスっぽくて怖い」と賛否を呼んでいる様子。

 また、第4話で突然プロ並みのデッサン画を描き始めた空豆に対し、「ファッション展開が唐突すぎて、ついていけない」とあっけに取られた視聴者も少なくないようだ。

 安藤サクラ主演『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)の視聴率が上昇傾向にある一方で、視聴者のシビアさが明るみになった冬ドラマ。月9の離脱者の多さには驚くばかりだが、最終回までに再浮上はあるだろうか。