「犇犇」読み方のヒントは?
「犇犇」とは、隙間のない様子やぴったりと合わさっている様子を表せる言葉です。
いかにも(ぎゅうぎゅう)と読んでしまいそうですが、(ぎゅうぎゅう)ではありません。
まさに「犇めく」といった感じでしょうか。
さて、犇めくが二つ重なれば……?
「犇犇」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「犇犇」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ひしひし」
です!
同じ読み方の「緊緊」は、強く身に迫って来る、切実に感じるという意味があります。
「責任の重さを緊緊と感じて来た。」なんて使います。
使い分けることができれば、さらにカッコいいですね!
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「砌」です!
今回の難読漢字クイズは「砌」です。
「石」と「切」ですね!
あなたは何と読みますか?
「砌」の読み方のヒントは?
1.「砌」をひらがなにすると3文字になります。
2.筆まめな人は知っているかもしれません。
3.『あの夜逃がしてつかわす砌、もしや重罪人であってはならぬと、』佐々木三津三「旗本退屈男」より引用
正解は…
正解は「みぎり」でした!
音読みは「セイ」「サイ」、訓読みは「みぎり」です。
「砌」の語源は「水限(みぎり)」、雨の滴(しずく)が落ちる際(きわ)です。
「砌」の意味は…
①軒下や階下の石畳
➁水際、水たまり、池
③庭
④ものごとが執り行われる所、場所
⑤特定の期間や時間をあらわす「折(おり)」「頃(ころ)」
①から④は現在あまり使われない言い回しですが、⑤の意味ではよく用いられます。たとえば高貴な人物の幼少期を指して、「幼少の砌」といいます。
手紙に用いる「砌」
「砌」は、手紙の時候の挨拶にも多用されます。ただし、女性言葉なので男性が使うことはあまりありません。
早春の候:普通は「そうしゅんのこう」と読みますね。しかし、これを「そうしゅんのみぎり」と読んでも正解です。
早春の砌:「そうしゅんのみぎり」と読みます。「早春のみぎり」とひらがなにしても正解です。こちらは「そうしゅんのこう」とは読みません!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!