「よむ」それぞれの違い
詠む:俳句や詩など創作して声に出すこと、または創作物を詠う(うたう)こと。
読む:文章を解釈して理解する、音読する、一般的な「よむ」全般の意味。
訓む:中国から渡ってきた漢字は音読みでした。その漢字を訓読みで人に訓えた(おしえた)ことが起源。
あくまでも「訓読み」するのが「訓む」のポイントです!
例えば「月」を音読みの「ゲツ」、「花」を「カ」と詠むことも読むこともありますが、「訓む」場合は「つき」「はな」と訓みます。
しかし…
「訓む」という言葉自体はなぜか音読みなのがややこしい!
3つ目の漢字は「嘖々」です!
「嘖々」
これ、何と読むかわかりますか?
読み方も意味も誤解されがちなこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「嘖々」読み方のヒント!
「嘖々」は、四字熟語の一部として使われることが多いです。
また「々」という字が使われていることからわかる通り、
同じ読みを重ねます。
ですが「せきせき」ではありませんよ!
さて、あなたは何と読みましたか?
「嘖々」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「さくさく」
です!
「嘖々」は、
「口々に言いたてる」「盛んに褒めそやす様子」を表した言葉です!
「名声嘖々(めいせいさくさく)」「好評嘖々(こうひょうさくさく)」など
良い評判が出ていることを表した、ポジティブな言葉ですよ。
しかし、実は悪い意味として使われがちなんです。
「悪評嘖々な人物」のように使われているのを見かけますが、これは誤用です。
実は「嘖々」は舌打ちのこと。
なんでも中国では、褒めるときに舌打ちをするのだとか!
「何度も舌打ちをするくらい素晴らしい」という意味なのですが、
舌打ちのイメージから、悪い言葉に捉えられがちなのかもしれませんね。
読み方も使い方も、正しく覚えてこそ漢字マスター!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
4つ目の漢字は「犇犇」です!
「犇犇」と書いて、なんと読むか分かりますか?
牛が三匹集まって「犇」、「犇」がふたつ続いて「犇犇」です。
「犇めく」は(ひしめく)と読み、牛がぎゅっと集まっている様子を表せている漢字です。
さて、それでは「犇」がふたつ続いた「犇犇」はどう読むかわかりますか?