ヨガクラスの中で、ヨガブロックやヨガベルトなどを使って欲しいのに生徒さんがなかなか使ってくれない、というケースはよくあります。

生徒さんに気持ちよくヨガプロップスを使ってもらうために、インストラクターができる工夫や声がけを集めました。

ヨガプロップス使用の誘導についてレベルアップしたいインストラクターさんは参考にしてくださいね!

なぜ生徒さんはヨガプロップスを使いたがらないのか?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ほとんどのヨガスタジオには、ヨガブロックやヨガベルト、瞑想時に座るブランケットや座布を用意していると思います。

どんな人でもヨガはできますが、体型や骨格、筋力や姿勢は人それぞれ個人差が大きいものですから、全員が全く同じポーズをすることは不可能で、できないポーズや苦手なポーズがあるのは当然です。

どちらかというと苦手なポーズになった時、あきらめるのではなく軽減したり類似ポーズで代用しながら、自分に合ったヨガを見つけていくことがヨガを続ける秘訣であり、ヨガの効果を得るコツとも言えます。

そして、そのためにはプロップスを有効活用することが求められます。

しかし、インストラクターが例えば「膝の後ろが床から離れてしまう人はブロックを置いて高さを調整してください」とか、「腰が丸まってしまう人はブランケットを丸めてお尻の下に敷いてください」と誘導しても、ほとんどの生徒さんはその指示に従うことはありません。

これはほとんどの生徒さんが「他人と違うことをしたくない」「自分だけ特別扱いされたくない」「自分だけできないことを認めたくない」と、プロップスを使うことに心理的抵抗感を持っているからです。

では心理的抵抗感をできるだけ減らし、気持ちよくプロップスを使ってもらうにはどうすれば良いでしょうか。

5つの工夫をご紹介しましょう。