2010年代前半頃まではヒット作の宝庫だった月9だが、2010年代後半は低迷期に入り、特に2017年~2018年は6%台のワースト3作品を生み、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の第3シーズンを除いては良くても10%台という時期だった。しかし、後に映画化もされた2019年4月期の『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』あたりから盛り返していたのだが……。
今期の『女神の教室』は、世帯視聴率以外の指標もふるわないという。
「TVer総合ランキングでは、第2話からカンテレ制作の月10ドラマ『罠の戦争』に阻まれて総合首位を取れなくなり、第3話あたりからトップ5以下、トップ10以下に落ちるスピードが早くなってくるなど低迷が目立つように。お気に入り登録者数では、今期の民放GP(ゴールデン・プライム)帯ドラマで世帯視聴率ワースト2位となりそうな『忍者に結婚は難しい』にも抜かれてしまっています。オリコンによる『ドラマ満足度ランキング』でも第3話からトップ10圏外となっており、REVISIOによる『番組視聴質ランキング』(テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に目を向けていた人の割合=注目度をランキングしたもの)ではトップ10に入れたのは初回放送のみでした。
視聴者のみならず、2月のフジテレビ番組審議会でも、放送作家の小山薫堂さんや脚本家の井上由美子さんから、模擬裁判を軸とした構成の弱さや、主人公の存在感の乏しさを指摘されるなど内容に厳しい意見があがってましたね。主演の北川景子以上に、二番手のはずの山田裕貴の出番の少なさも問題でしょう」(同)
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