◆「#凍結祭りだし辞世の句詠もうぜ」始めた人も反響にビックリ
このハッシュタグを検索するだけで、次々と出てくる辞世の句。粋な言葉遊びが繰り広げられており、「和歌集」が出来上がっているとも言える状況です。このハッシュタグを作ったのは「比呂ころく」さん(@hirokoroku)。普段はゲーム実況や雑談配信を中心としたVTuberをしているとのこと。
「現在進行形で凍結されてるからみんなアカウント生きているうちに辞世の句を詠んだ方がいい
ツイと落ち ツイと消えにし 我が身かな」
と最初にツイートを詠み、「#凍結祭りだし辞世の句詠もうぜ」のタグを作った、比呂ころくさんにお話を聞きました。
比呂ころくさん(以外、比呂ころく)「反響が大きくて驚いています。元々身内向けに作ったタグなのでこんなにも多くの方が参加されるとは思っていませんでした」
「元々ハッシュタグを作ってフォロワーと遊ぶのが趣味」とのことで、今回もその一環(いっかん)で何気なく始めたものだそう。
比呂ころく「『文豪とアルケミスト』というゲームをプレイしていてそのファンと繋がっているので、定期的に歌を詠む文化があったんですよね。凍結祭りが続いている時だったのでどうせなら辞世の句を詠んで終わりたいよねという気持ちでした」
『文豪とアルケミスト』とは芥川龍之介、夏目漱石、太宰治などの著名な文豪、80名以上が登場するシミュレーションゲーム。アカウントが凍結してしまう前に、辞世の句を詠む…。という雅(みやび)な発想は、普段から歌を詠んでいるからこそ生まれたのですね。タグに歌人・俵万智さんまで参加したことはどう思われているのでしょうか?
比呂ころく「俵万智さんのファンだったので驚きました。最近は俵万智さんの朝ドラの感想を楽しみにしています。まさか自分が作ったハッシュタグに反応されるとは思ってもみませんでしたが、歌が日常生活と繋がっていて、さすが歌人だなと思いました」