こうした内村と後輩芸人たちとの親密な関係性もあり、『内村さまぁ~ず』はネット番組であったにもかかわらず多くの芸人がゲスト出演した。ただ『内P』と違っていたのは、ごく限られた一部の時期を除き、吉本芸人が一切出演していなかったことだ。
「一番大きな理由は肖像権の問題です。『内村さまぁ~ず』は番組DVDの売り上げで制作経費が賄われており、単独バラエティー番組のDVDリリース数でギネス世界記録を持つほど。DVD化に際しては当然ながら、ゲスト出演者の映像使用料が発生するわけですが、吉本所属の芸人たちは他事務所に比べてこれが高い。というか、そもそも吉本は子会社でDVDを制作しているため、所属芸人の映像を他社に使わせたくなかったという側面もあったようです。この傾向は新番組になっても変わらないでしょう」(同)
新番組『内さまワールド』のスタートに先駆け、Netflixでは前番組の歴代222話から厳選された10話をディレクターズセレクションとして配信中だ。番組ファンとしては、待ち遠しい気持ちをこれで少しでも紛らわせたいところだろう。