そんな同番組はテレビ朝日系で00~05年に放送された『内村プロデュース』(内P)の流れを汲んでおり、出演者や制作スタッフが一部共通している。『内P』をよりコアでマニアックな内容にしたものが『内村さまぁ~ず』と言っていいだろう。

「『内P』は内村とさまぁ~ず・三村マサカズ、ふかわりょうのレギュラー出演陣に加え、不遇時代の有吉弘行、ブレーク前のバナナマンやTKO、インパルスなどの若手・中堅芸人らがゲスト出演していました。当時はテレビ出演の機会が限られていた彼らにとって『内P』への出演はありがたいものであり、内村に恩義を感じていたはず。内村といえば後輩芸人からの人望が厚いことで知られますが、全てはこの番組での共演がキッカケです。それ以前の彼は極度の人見知りで、後輩芸人との交流なんてほとんどありませんでしたからね」(芸能記者)

 さまぁ~ずもまた改名前のバカルディ時代に『内P』へ出演したのを機に、頭角を現すようになった経緯がある。冠番組『さまぁ~ず論』(テレ朝系、20~21年放送)で、三村と大竹一樹は『内村さまぁ~ず』を始めた理由を、内村を慕うあまりに番組収録後の打ち上げで酒を酌み交わしたかったからだと明かしたことがある。