世界の中で日本人は、男女とも睡眠時間が少なく、その中でも特に女性の睡眠時間の短さが目立ちます。他国では、男性より女性の方が睡眠時間が長いのに比べ、日本は女性の方が睡眠時間が短いのです。「日本人は働きすぎだとよく耳にしませんか?」日本の女性はなぜそんなに睡眠時間が短いのでしょうか?
実際に睡眠時間が少ないということは、身体に良いことではありません。そんな問題について解説していきながら、頑張る女性が快眠できる方法について解説していきます。
日本の女性は睡眠時間が短いのはなぜ?
世界で最も睡眠時間が短いとされている日本の女性は、家事や育児を女性の役割であると考えることが一般的で各国の社会進出における男女格差では、日本は144ヵ国中114位という結果が出ており、日本は世界の先進国と比べ、女性の社会進出に遅れをとっていることが分かります。日本でも共働きが当たり前になった現在でも男女格差の考えが残っているため、女性にとっては負担が多くなり、日常生活においても女性の役割が多いために睡眠不足が影響していると言えます。
女性の睡眠不足への影響
睡眠は人間にとって必要不可欠ですが、女性にとって睡眠不足が続くことは、身体にどのような影響が起こるのでしょうか。
睡眠は人間にとって必要不可欠ですが、女性は睡眠不足が続いてしまうと身体にどんな影響がでてしまうのか説明していきます。睡眠の質が落ちると、女性ホルモンの分泌に影響します。逆に女性ホルモンのバランスの乱れが不眠を引き起こす原因にもなります。
人間の体内では、100種類以上のホルモンが分泌されていて、卵巣からエストロゲンとプロゲステロンの2つの女性ホルモンを分泌します。女性にとって卵巣の働きは女性ホルモンの分泌を活発にしてくれ、脳の視床下部は、「自律神経系」や「免疫系」の機能もコントロールしています。
精神的なストレスや睡眠不足、無理なダイエットなどの影響で自律神経の乱れや視床下部の機能、女性ホルモンの分泌などが乱れてしまいます。卵巣と脳の下垂体の2つの働きが正常に動くことがとても大切なのです。
頑張る女性にとって良い睡眠方法
毎日忙しく時間がない方でも日常生活に心がけていくことで睡眠の質を上げていくことができます。できることから少しずつ継続していきましょう。
- 毎朝、起きたら窓を開けて太陽に日を浴びる
- 朝食はしっかり摂る
- 入浴は39~40℃程度のお湯にゆっくり浸かる
- 寝る前に軽いストレッチをして身体をほぐす
- 寝る前にリラックスできるように仕事のことを考えない
- 自分にあった寝具を使う
- 寝る前にコップ一杯の水分を摂る