また、同クールの「月10」枠で長澤まさみが主演した『エルピス -希望、あるいは災い-』も、政権批判を盛り込んだ骨太な社会派ドラマが大反響を呼んだ。どちらも、視聴率こそ1ケタ台を連発したものの、「近年のフジを代表するドラマになったのは間違いない」(同)という。
「また、現在の『月9』枠で放送中の『女神の教室~リーガル青春白書~』(北川景子主演)も、視聴率面は厳しい状況に陥っていますが、今月6日放送の最新話で“痴漢被害”を真っ向から描き、ネット上で評価されていました。『silent』『エルピス』『女神の教室』はいずれも原作なしのオリジナルドラマで、派手さこそないものの、これまでスポットライトが当たってこなかったテーマを真摯に描き、好評を博している印象。そういう意味でいうと、来期の木村や天海のドラマが、真の意味で視聴者の支持を得られるかは未知数です」(同)
『風間公親-教場0-』『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』はともに初回は間違いなく高視聴率を叩きだすだろうが、それを作品の評価につなげていけるだろうか。