3.外苑前は治安が良いイメージがあるが実際は?

 治安の良いイメージの外苑前ですが、刑法犯の犯罪件数は2020年に減少、2021年に少し増加したものの、2017年から比べると大きく件数は減っていることがわかりました。

 港区役所のHPによると、赤坂・青山地域では、『みなとタバコルールの周知・徹底、ゴミのポイ捨て禁止、放置自転車・バイクの禁止』を図るため、地下鉄駅周辺で定期的にクリーンキャンペーンを実施しています。

 そうした取り組みも防犯の一助になっているのではないでしょうか。

 実際に外苑前駅周辺を歩いて見ると、近隣の再開発が複数行われているようです。

 その中で、大規模・良かった地域をピックアップして説明します。

●4-1.2024年着工予定!ただ、樹木伐採で問題も山積

 秋は樹齢100年近いイチョウ並木の紅葉が名所となり、野球観戦ができる神宮球場など、東京都民の「憩いの場」となっている明治神宮外苑は、今再開発で注目されています。

 都市計画決定を受け、「スポーツを核とした神宮外苑地区の新たな年に向け、誰もが気軽に訪れ楽しむことが出来る公園の再編と、広域避難場所としての防災性を高める複合型の公園まちづくり」がビジョンです。

 2024年の新築着工、2036年の全体竣工に向けて、協議を進めながら、今後具体的な整備計画を検討するそうです。

 この計画が持ち上がった時、一番問題視された再開発に伴う樹木の伐採について、事業者は当初の計画よりおよそ2割少ない743本になるとしました。

 ただ、野球場がイチョウ並木の側に移転されることで、樹木への影響があるとも言われています。