「中学受験って辛すぎる…。」このような話は、耳にタコができるほど聞こえてきます。
しかも、「中学受験は親の受験。」、「子どもの成績不振は全て親の責任。」、「子どもより先に親が音を上げる。」など、入塾前の親にとって怖い話ばかりですよね。
そこで今回は、”中学受験が辛い理由&対処法”を大調査。「実際、中学受験ってどんな感じなの?」そんな疑問をズバッと解決していきます。
中学受験の【ドロップアウトor続行】の狭間で揺れるママパパへ向けて、取るべき行動や考え方もお伝えしますよ。
中学受験2025年組の子を持つ、ワーママライターKです。「中学受験って大変なんでしょ?事前に何が辛いのか教えて欲しい!」ママ友からこのような質問をされることが何度もあり、今回この記事を書くことにしました。
辛さばかりがクローズアップされる中学受験ですが、本来は子どもにとって素晴らしい経験になるものです。
この記事が、あなたとお子さまの頑張るパワーになることを願っています。
1.【ママ達の体験談】中学受験が辛い理由
経験者ママに聞いた、中学受験が辛い理由をまとめました。
(1)塾が辛い理由①:塾生活のリズムに慣れるのが大変
塾生活に慣れるのがとにかく大変。週3回は早めに夕食を準備したり、数え切れないほどのテストに追われたり。旅行やレジャーの予定も、全て塾のスケジュール次第で決まる生活がしんどいです。
塾通いが始まると生活の中心が塾になります。塾中心で行動しなければカリキュラムがこなせないため、家族全員が塾のスケジュールに巻き込まれます。
ひとたび入塾すれば、土日にテストがあるのも当たり前。
- この前受けたばかりなのにまたテスト!?
- こんな晴れた日曜なのにテストか…。
そんなちょっとした ”不満”が積み重なり、「中学受験って辛い!」という叫びになっているのです。
(2)塾が辛い理由②:塾の宿題が終わらない
とにかく宿題が多い!理解している前提でバンバン宿題が出されるので、消化不良に陥っています。分からない箇所で躓くと、宿題を終わらせたくても時間が足りません…。
既にご存じの方も多いですが、中学受験塾では宿題が多いのが普通です。サクサク解ける子なら問題ありませんが、分からない箇所で止まってしまうと、宿題が終わらないまま次の授業に向かうことになってしまいます。
塾にもよりますが、宿題チェックはさほど厳しくありません。そのため、子どもは「まぁいっか。」という心境になり、未消化の宿題がどんどん溜まる羽目になるのです。
こうなると、分からない箇所を放置したままテストを受けることになります。これでは成績が上がらず、中学受験自体が辛いものになってしまいますね。
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(3)塾が辛い理由③:勉強しても成績が上がらない
小5になってから夜遅くまで勉強しているみたい。それなのに成績が全然上がらない…。塾は一体何をしているんだろう?ちゃんと指導しているのか不安です。
頑張っているのに成績が上がらない姿を見るのは、本当に可哀想で胸が締め付けられる思いですよね。「塾は何をしているんだ?」そんな不信感が募り、 ”塾にクレーム”を入れたくなりますね。
しかし、これは得策ではありません。塾にクレームを入れる前に、親にできることがないか見直してみましょう。
この記事では、”塾へのクレーム”に関する情報もお伝えしています。是非、続きをお読み下さい。
(4)塾が辛い理由④:子どものやる気がない
もう小6なのに、子どものやる気が全然ないみたい。ゲームばかりで本当にどうしようもないです。やる気がないなら中学受験なんてやめればいいのに。
どんな親でも一度は悩んだことがあるであろう、子どもの”やる気”問題。
褒める・ご褒美をあげる・叱るなど、あらゆる手段を尽くしてもやる気を見せない我が子に、イライラする人も多いです。中には、ゲームを壊すなど強硬手段にでた親もいるようです。
(5)塾が辛い理由⑤:クラスのアップダウンでメンタル崩壊
塾のクラス分けに親の私が参っています。一度クラスが下がったきり、なかなか上がれない現状が辛くてたまりません。
中学受験塾の多くが成績順でクラス分けをしており、テストの成績次第でクラスが決まります。これは子どもの能力に合う授業を効率的に行うための手段ですが、慣れるまでは正直辛いです。
クラスが下がると、子どもより親の方がダメージを受けることも少なくありません。
特に、一生懸命子どもをサポートしている親は要注意。「こんなに頑張ったのに!」という悔しさが、子どもへの怒りに変わってしまうことがあります。
中学受験は”クラス分けで一喜一憂するべからず”がセオリーですが、なかなか難しいのが実情です…。
(6)塾が辛い理由⑥:親の受験モンスター化
夫は子どもの成績に厳しく、順位が下がると激しく叱ります。「やっぱりおまえはダメだ。」、「○○君とは比べ物にならないな。」など、息子の自己肯定感が下がる発言を繰りかえします。中学受験のせいで家族仲が悪くなり、もう耐えられません。
子どもの成績が悪いと激しく叱咤する親もいるようでが、これは明らかに ”教育虐待”です。
夫婦どちらか一方が”受験モンスター”と化した場合、もう一方はそれを止めようと必死になり夫婦喧嘩が始まります。自分の成績のことで、両親が喧嘩をする姿を見て育った子はどうなるでしょうか?心に傷を負うことは間違いありません。
(7)塾が辛い理由⑦:遊ぶ時間が圧倒的に減る
塾に追われて遊ぶ時間が少なくて可哀想。大事なテスト前は、友達からの誘いを泣く泣く断って机に向かっています…。そんな姿を見ると、「本当にこれでいいの?」と自問自答してしまいます。
「みんなが遊んでいる時に勉強をしなければいけない。」中学受験をする場合、高学年になるほどそんなシーンが増えてきます。
- 友達と遊ぶ時間がない
- 家族そろって夕食を食べる時間がない
- 小学生が遊びを我慢して勉強するなんてやっぱり変だ
など、”小学生らしさ”を大事にする家庭では、中学受験をスパッとやめるケースもあるようです。
(8)塾が辛い理由⑧:金銭面の圧迫
塾代が高すぎる!高学年になると益々高くなるみたいだし…。頑張って働くしかないと覚悟を決めています。
皆さんご存じのように、中学受験の塾代は高額です。住んでいる地域にもよりますが、小4から丸3年塾に通うと 約300万ものお金が飛んでいきます…。
- 中学受験は課金ゲーム
- 課金するほど撤退できない
など、中学受験とお金の問題は切っても切れない関係です。
特に”中学受験は課金ゲーム”と揶揄されるのは、高額な受講料に加え度重なる講習代も原因です。
○○対策講座・最難関レベル特訓・△△対応講座など、通常の授業料に加え様々な”オプション講座”の案内がくるのですが、子どもが「参加したい!」と言えばつい申し込む人も少なくないでしょう。また、削りどころが分からず、全て申し込まなければ不安を感じる人もいるようです。