翌日の手話教室の帰り、千明に一星が病欠したことを聞いた鈴は、一星の好物のゼリーを「届けてやって」と千明に強引に渡され、一星の自宅へ向かうことに。風邪を引いて寝込んでいた一星だが、「彼氏いるのに、こんなとこ来ていいのかよ」と拗ねる。すぐに誤解が解けると、一星は鈴に甘え、キスをしようとする。だが、同僚の佐藤春(千葉雄大)が「恋はさざ波なんだから」と“引くことも大事”と助言してきたのを思い出し、すんでで思い留まる。
結局、朝まで2人は一星の部屋で過ごし、快復したらしい一星は鈴を送る。海沿いの道の途中で座って話し始めた2人。日曜日の顛末を聞き、「今回も失敗」「でもいいんだ 俺はそれでも ずっと続けるから」とポジティブな一星を見て、鈴は以前に医療事故の裁判で「人殺し」と言われた過去を思い出し、「頑張ってもどうしようもないこと、いっぱいあるよね……」と暗い表情でため息をつく。すると、鈴を慰めようと一星は突然踊りだし、鈴の手を取って強引に一緒にダンスを始める。一星の優しさに「子どもみたいだと思ってたけど、そうでもないんだね。私なんかよりずっとまっすぐで、優しくて強いんだね」と伝える鈴。手話ではないからわからないという一星に、「そこまでの手話わかんない」と鈴が返すと、一星は鈴が手話教室に通っていることに触れ、「俺と話したいからだ」と嬉しそうにする。そんな一星を鈴は愛おしそうに見つめ、キスに応じようとするが、今度は一星が「鈴がホントに俺を好きだと思うまで、キスはステイします」と踏みとどまった。そんな一星を見た鈴が「しょうがないなぁ」と背伸びをして、一星のおでこにキス。喜びのあまり、一星はまた鈴と踊りだすのだった――。
相変わらず強引な一星が鈴からの「ステイ」に従うところや、鈴の食べようとしたゼリーを強引に食べたり、おでこにキスをされて喜びのあまり踊りだしたりと、今回も一星の自由で無邪気な恋の様子が全面に押し出された。その素直な愛らしさに「ワンコかよ」「今週もキュンが止まらん!」と視聴者からは悲鳴に近い声が上がった。
一方、一星や深夜の過去が明らかに。特に深夜は、10年前に鈴と出会ったことがきっかけで医師を目指すことになったと推測され、鈴に思いを寄せている素振りも見られることから、SNS上では「運命じゃん……」とのコメントが寄せられた。初回だけでなく、今回の第3話でも、マンガのようなコケっぷりを見せるなど“ドジキャラ”な深夜だが、北斗との関係など、まだまだ謎が多い。
鈴と一星、そして鈴と深夜、それぞれに運命的な出会いがあり、それぞれ10歳ずつ離れた恋の三角関係は今後さらに深まりそうだ。しかし、ラストシーンでは鈴と一星の姿を、こぶしを握りしめながら見つめる謎の人影が登場。また次回の第4話では一星の親友・春が抱えている過去も明かされることになりそうで、単なるラブストーリーでは終わらない、一筋縄ではいかない展開が待ち受けているのだろうか。今夜放送の第4話が楽しみだ。
■番組情報
火曜ドラマ『星降る夜に』
テレビ朝日系毎週火曜21時~
出演:吉高由里子、北村匠海、千葉雄大、猫背椿、長井短、中村里帆、吉柳咲良、駒木根葵汰、若林拓也、宮澤美保、ドロンズ石本、五十嵐由美子、寺澤英弥、光石研、水野美紀、ディーン・フジオカ ほか
脚本:大石静
音楽:得田真裕
主題歌:Vaundy「まぶた」
ゼネラルプロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、本郷達也(MMJ)
監督:深川栄洋、山本大輔
制作:テレビ朝日 MMJ
公式サイト:tv-asahi.co.jp/hoshifuru_yoruni